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2005/12/10(土)
塾講師小6女児刺殺事件
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宇治市(京都)の学習塾で、バイト講師(23)が小6の女の子(12)を刃物で刺し殺すとゆう異常な事件が起きた。 つい先日には、広島と栃木で相次いで小学1年生の女の子が殺されたばかり。 しかも今度は、曲がりなりにも教育者であるべき者の犯行だ。 学校ではなく塾での出来事であり、犯人の講師がバイトの大学生だったにせよ、教育現場での凶行であることに変わりはない。
いつか学校でも同様の事件が起きるんじゃないか・・・。 これまで誰も口にはしなかったけど、心の片隅にそっと抱いていた悪夢が足音を立てて近づいてきた。 この点で世間に与えたショックの大きさは計り知れないのだ。
どうでもいいことだけど、犯人の萩野裕は同年代だし、名前は「ゆう」って読むのか。 それに担当教科が国語と英語・・・。 ぼくも高1の頃までは国語教師を目指していたんだよなあ。 うーん・・・。
しかし、小6の女の子との間でコジれた関係を修復しようと面談するのに、刃物2本とハンマー持参とは驚きだ。 言葉でねじ伏せることができなければ、速攻殺すつもりだったってことだな。 成績優秀と言われているわりには、情けないほど短絡的な計画を立てたもんだ。
犯人の萩野には強盗致傷で逮捕された前歴がある。 また、ロリコンだったとか、被害少女にストーカー的な行為を繰り返していて、そのせいでウザがられていたとか、いろんな噂が飛び交っている。 やはり、単なる教え子に対する以上の気持ち、特別で危険な感情を抱いていたんだろうか? どこまでが真実なのか・・・それはぼくにはわからない。
大人もいろいろだけど、子どもの世界もいろいろだ。 だからこそ教育の仕事は難しい。 けれども、いろんな生徒がいるからこそ、やり甲斐が生まれてくるんだとも言えるんじゃないか? 教育関係の仕事に携わる人以外でも、日頃触れ合う全ての人から認められるのは不可能だ。 ぼくにも苦手とする相手がいるんだし、その人から「あっち行けよ!」と口に出して言われないまでも、心のなかではたぶんそう思われているに違いない。
どんな世界に身を置こうとも、対人関係ほど難しいものはない。 心がこもっていない言葉は相手の胸には響かない。 逆に心がこもった言葉でも、心ない相手には届かない。 人間の心ってホントやっかいだよな。
かなりズレまくりだとわかってはいるけど、これが今回の事件で感じたことだ。
◇ ◇ ◇ ◇
【塾講師、小6女児刺殺の疑い 包丁とハンマー用意 京都】
10日午前9時ごろ、京都府宇治市神明石塚の学習塾「京進宇治神明(しんめい)校」から「生徒を刺した」と110番通報があった。 宇治署員が駆けつけると、同市開町、京都府職員の堀本恒秀さん(42)の長女で、同市立神明小学校6年、紗也乃(さやの)さん(12)が首や胸を数カ所刺されて倒れており、病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。 府警は現場にいた同塾アルバイト講師の同志社大学生、同市寺山台3丁目、萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)が刺したことを認めたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、殺人容疑に切り替えて調べている。 萩野容疑者は包丁2本とハンマーを用意していたといい、紗也乃さんに対して以前から快く思っていなかったという趣旨の供述をしていることから、府警は計画的な犯行とみている。
<asahi.comより>
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