【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/12/11(日) バカの子に営業スマイル無駄なのか?
 
12月に入ってから仕事が忙しくてバリしんどいけど、ミスもクレームもなく至って順調な日々を送っている。
疲れた体よりもイケイケの気分のほうが上回っている証拠かな?なんちゃって。
ああ空洞印のゲンキ♪ゲンキ♪(笑)

でも、今日はイヤな顔を痛いほど見せつけられてしまった。
全然大した出来事じゃないんだけど、それでも思い出すだけで・・・ああ、気分ワル〜っ!

ある家に荷物を届けに行ったときのこと。

そこは自宅兼小規模商店になっていて、入り口がふたつあった。
荷物の受取人は個人名になっていて、商売に必要な品物ではなかった。
それぐらいのことはぼくにでもわかる。

「ちわ〜っす!」
きびきびとした動きでドアを開け、ぼくは元気よく店のなかに入っていった。
6畳ほどの狭い店のなかには誰もいなかった。
「いらっしゃいませ」
奥さんが満面に笑みを浮かべながら、店の奥にある自宅スペースから出てきた。

ところが!
荷物を抱えたぼくを見た瞬間、これ以上ないほどにこやかだった奥さんの顔が突如として険悪になった。
「あのねー」
奥さんは“かとうかずこ”が苦虫を噛んだような顔で、嫌味たらしくでっかいため息をついたあと、こう言った。
「これは店に持ってくる荷物じゃないの。ほら、受取人を見たら個人名になってるから、あなたにだってそれぐらいはわかるでしょ?」
「あ、はい・・・」
「初めて見る顔だけど、この時期だけのバイトなの?そんなのどっちでもいいけど。今度からはちゃんと判断して、個人宛ての荷物は建物の横にある玄関から持ってきてちょうだい。わかったわね!」
ぼくはその憎々しげな表情が2×4で許せなかった。
まるで“バカの子”を見るように見下した目つきに反吐が出そうだった。
ちなみに“バカの子”とは一種の方言で、人を極端にバカにする様子を表わす人称代名詞みたいなものだ。

けれども、ぼくはいちおう愛想笑いをした。
「エヘヘヘ・・・ゴメンなさい」
しかし、微笑みを返してくれるような相手じゃないし、ぼくのほうだって胸の奥は裏腹で、思いっきり舌を出していたことは言うまでもない。
「個人事業主か法人か、それはどうでもいいけど、俺この店の名前知らねーんだけどな」
口が裂けてもそう言い放ってすっきりしたかったけど、そんなこと言えるはずもない。

きっとこの奥さんはそのまんま東夫人とゆうよりも、曲がったことが大キライなハラダタイゾウ婦人なのかも知れない。
次に会うときには、また同じことをしでかしてやろうかなと思ってる。
どんなリアクションを見せてくれるのか、けっこう楽しみだ。

おばさん!
あんた、店に入ってきた配達屋を客と間違えて・・・カッコ悪いったらありゃしない。
必死に作った営業スマイルを1回ムダにしたぐらいで、目くじら立てて怒るなよ!
シワが増えるぞ。
そんな心の狭いことじゃ、あんたの店はゼッタイ繁盛しないだろな。

 


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