【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/02/28(月) 夕陽に誓う
 
今日は夜間の宅急便のバイトがオフだった。
17時30分、昼間のバイトを終えると、そのまま帰宅の途についた。
途中、海のすぐ近くにある電車の駅にさしかかったあたりで、左前方にオレンジ色の夕陽が見えてきた。


久しぶりに・・・
でっかい夕陽を近くで見てみよう。


急に思い立ち、ハンドルを左に切った。
そして、夕方だとゆうのに乗降客がほとんどなく、閑散とゆうより、哀しげな駅の駐車場にクルマを停めた。
ほんの10メートルも歩けば、砂浜に下りる階段があり、その最上段に腰をおろした。

今まさに水平線の向こうに沈もうとしている夕陽は、空と海と島々を、はかなく美しいオレンジ色に染めていた。

中学を卒業するまで、晴れた日には必ずこの夕陽を見ていた。
絶望も挫折も後悔もない、希望だけに燃える夕陽を何百回、何千回も見てきた。


あれから10年、いろんなことがあった。

親よりも可愛がってくれたジイちゃんとの死別
大好きだった母ちゃんとの悲しい別れ
絶望の果てに選んだ…ひとりで生きる道

バイトに明け暮れ、全然勉強しなかった高校時代
無残に引き裂かれた涙色の初恋
もう一歩で道を踏み外しそうになった危険な時期

教師になる夢を捨てた日
実ることのなかった…いくつかの恋
大企業への就職と挫折

フリーター稼業への復帰
未来のお嫁さんとの出会い
たった2か月間の同棲時代


そして、ぼくはひとりの女の子を心から愛し、その子をしあわせにしてやろうと決意した。

まだまだ幼稚な25歳。
結婚するには早すぎるような気がしないでもない。

けれども、命には限りがある。
1日でも早く、キミと一緒に暮らしたい。
1秒でも長く、キミのそばにいたい。

ぼくは信じた道を迷わずまっすぐに歩いてゆこう。
これからは、ずっとふたりで・・・。
 

2005/02/16(水) スクールポリスを配備せよっ!
 
大阪府寝屋川市の少年(17歳)が市立中央小学校に侵入し、教職員3人を殺傷した。
http://www.sankei.co.jp/news/050214/sha068.htm

頭がイカれた餓鬼を作り出したのは『ゲーム』なんかじゃねえ!
天下の悪法『少年法』を盾に本人が責任を取らないのなら、親が出てきて責任をとれ!
まず責められるべきは、親だろうがっ!
息子が欲しがるままにゲームを買い与え、中学に通わずとも放置し続け、挙げ句の果てに人殺し餓鬼にまで育てあげたのは、こいつの親なんだよ!

中央小は日本じゃ珍しいほど警備に熱心な学校で、自主的にさすまた(刺股)≠備え付けていて、人殺し餓鬼を取り押さえるとき、これが大いに役立った。
しかし、それより前に1人の先生が殺され、先生と栄養士が1人ずつ重傷を負っていることを忘れるな!

事件後、このさすまた≠ノ注文が殺到して、メーカーの生産が追い着かなくなっているらしいが、果たしてそれだけで大丈夫か?
卒業生を名乗って訪ねてきた者を迎えるとき、いきなりさすまた′けて応対するなんてことはできっこない。
命を落とした先生は、人殺し餓鬼を職員室へ案内する途中、背後から深く刃物を差し込まれた。
つまりさすまた≠置いてるだけじゃ、子どもや教職員の命を守り切れないってことだ。

これはもう、全国の学校でスクールポリスを配備しなきゃダメだろう。

学校に警察官なんて、どー考えても似合わないでしょ?
いま以上に閉鎖的な学校になっちまうじゃん!
子どもたちが世の中に対して不信感を抱いてしまう恐れが大きいと思われ・・・。
などなど。

この期に及んで、こんなノーテンキなことをマジで考えている親は、思想を同じくする親たちと共に開かれた学校≠サして自由な学校≠つくればいい。
わが子を死なせてしまうことも親の自由なんだ。

もちろん、かわいいわが子を守るのも親の自由。
でも、安心して通わせる学校がない。

だから、ぼくは声を大にして言いたい。
スクールポリスを配備せよっ!

 ◇ ◇ ◇ ◇

【さすまた―刺股―】
江戸時代、罪人などを捕らえるのに用いた三つ道具のひとつ。
2メートル余の棒の先に、二股に分かれた鉄製の頭部をつけたもの。
これでのど首を押さえる。
大辞泉≠謔
 

2005/02/15(火) 健康診断 ―まだまだ伸びる?―
 
今朝7時30分から、宅急便センターで健康診断を受ける予定だった。
いつもより1時間近く早起きしなければ間に合わない。
ところが、そんな大事なことを彼女に伝えてなかったから、いつもどおりの時間に起こされて・・・あえなく遅刻してしまった〜ッ!
寝ぐせバリバリ、顔も洗わず、歯も磨かず、もちろんパンなんてかじってるヒマもなく・・・とにかく必死で駆けつけたけど、30分も遅れて到着。
そのとき既に男子全員が健診を終えていて、残るは女子だけになっていた。

「アホ〜!なにやっとんや!」
と、センター長には怒鳴られたけど、女子が健診を始める前になんとか受けさせてもらえた(…セーフ!)

まずは、身長と体重を同時に測定。
身長は162.7pで、去年より0.8pも伸びて、来年には夢の大台163pに手が届きそうだ(…笑)
しかし、体重は44.2sで、去年と比べるとマイナス3.1s!
後ろに並んでいた女子たちからは、羨望の眼差しで見られたけど、喜んでばかりもいられない。
いっそう軽い人間になったとゆうことだ。

続いて、血圧と尿検査は異状なし。
視力は左右とも1.5で満点!
ホントなら2.0でも見えたはずだけど、メーター(?)が1.5までしかなくて残念っ!

問診も、タバコは吸わないし、酒も飲まないから、満場一致で(?)合格!
「運動はしてますか」と聞かれて、「宅急便の仕事で毎日走ってるから、それが運動だと思ってます」と優等生ぶって答えたら、これがかなりウケていた。

そして、聴診器で診察してくれたのは、なんと志村けん≠ンたいな医者(おばちゃん!)だった。
「喘息の音もしてないし、体調いいでしょ?」
「はい」
「ちょっと待ちなさい。体重が減ってるねえ。睡眠時間も短いなあ。よく食べて、よく寝ること。いいですか?」
「あっ、はい」
「よろしい。では、次の方どうぞ〜」
こんな診察で大丈夫か・・・と思うけど、健診だからこの程度のもんだよなあ(…笑)

最後に、ぼくの苦手な採血が待っていた。
貧血気味のぼくは、神聖な血が抜き取られていると考えただけで気分が悪くなり、採血後に10分ほどベッドで休ませてもらった。

それにしても、ホントにまだ身長が伸びているとしたら、かなりうれしいことだ。
けれども、朝測ると誰だって背が高くなっている≠サうで、たぶんぬか喜びに終わりそう(…ガックリ!)

とゆうことで、強がりを一言!
チビのままでいいから、今年は身体を鍛えてみようかなあ・・・。
 

2005/02/14(月) 真新しい母ちゃん ―泣くな!泣くな!そんな事で―
 
今年のバレンタインデーは中坊時代以来、久々に大台を突破する大漁≠セった。
少なくとも社会人になってからでは、過去最高の数のチョコをもらった。
去年が義理チョコ1個だけだったことを考えると、これはもう大躍進だ!
きっと人気が回復してきたんだろう(…含笑)
と思いたいところだけど、仕事関係のオバちゃんだけだから、そんなわけねえよな(…謙虚!)

昼間のバイト先の女子社員(…関係ねえけど2つ年上)から1個、得意先の女子社員(…6割方オバちゃん)から5個。
夜の宅急便では角藤先生、佐渡法律事務所のサディスティック★オバン、それと顔なじみのオバちゃんsから2個。
あんがとさんですっ!

そして深夜10時過ぎ、ぼくは薮医院の裏口からそっと院内に侵入。
2階のナースセンターで待っていた彼女から、でっかいハート型の手作りチョコとクッキーをもらった。
チョ〜うれしかったから抱きついて、チュウしたい衝動に駆られたけど、彼女の神聖な職場でフシダラな行為はやっぱイケナイことだと思いとどまり、なんとかガマン!

「お母さんからプレゼントがある」
と彼女が言うので、病院を出たあと、すぐ近くにある彼女の家へ立ち寄った。

「こんばんわ〜ッ!」
玄関先でゲンキよく挨拶すると明かりがつき、彼女の母ちゃんがにこやかに出てきた。
「こんばんは。遅くまで仕事してるのに、わざわざ来てもらってゴメンね。渡したい物があるから上がりなさい」
「うん」
そういえば、彼女の母ちゃんと二人だけになるのはこれが初めてだ・・・などと考えながら、ぼくは居間に正座した。

「はい、どうぞ。わたしからのプレゼント!」
母ちゃんから手渡されたのは、白い紙に包まれた小さな箱だった。
「ありがとう!開けてみていい?」
「いいわよ。でも高価なものじゃないから、あまり期待しないでね」
母ちゃんの声があまりにも優しく聞こえて、思わずぼくは涙がこぼれ落ちそうになり、あわてて奥歯を噛みしめた。

箱を開くと、中から折りたたみ式の革のサイフが出てきた。
「わあ、サイフ持ってないからチョ〜うれしいっ!」
でも、なんでサイフを持っていないことを知ってるんだろう?
その理由は聞かなくても、母ちゃんがちゃんと説明してくれた。
「こないだのゆうやくんの誕生日、ウチでお風呂入ったでしょ?あのとき、小銭がたくさん落ちる音がしたから、サイフを持ってないんだなあって思ったの」

「お母さん。ぼく、しあわせすぎて怖いぐらい・・・」
ぼくは声が震えそうになり、それだけ言うのがやっとだった。
「無理してお母さんと言わなくても、ゆうやくんが言いやすいように母ちゃん≠ニ呼んでいいからね」
また泣かせるセリフを言ってくれるから、泣くな、泣くなと思えば思うほど、ぼくは完璧に泣いてしまった。

「よしよし。そんなにうれしかったの?でも、男の子でしょ!さあ泣かないの」
真新しい母ちゃんは、ぼくの背中をさすりながら、そう言ってくれた。

しあわせなはずなのに、このときハートには正反対の歌が響いていた。

わかってたまるか!大粒の涙をちぎり捨て♪
眠れぬ夜に♪ただひとり酒をかじる♪
かみしめる口唇から♪なおさら血がにじむ♪
だけど容赦なく明日は俺の頭上にやってくる♪

泣くな!泣くな!たかだかそんなことで♪
泣くな!泣くな!たかだかそんなことで♪
叩かれ♪だまされ♪おまけに追いつめられ♪
生きることが嫌になるときくらい♪俺にもある♪

≪長渕剛泣くな!泣くな!そんな事で’rom the albumCaptain of the Ship=

死のうとまでは思わないけど、生きることがイヤになったことなら過去に何度だってある。
けれども、ぼくはもうひとりじゃない!
支え合って生きてゆける家族が2人もいる!

ぼくはこの曲に込められたホントの意味を噛みしめた。
そして、今こうして、しあわせの涙に向かって「泣くな!」と言えることに感謝したのだった。
誕生日にでっかいことをやらかした直後で地味に感じるけど、今日は今日ですばらしいバレンタインデーだった。

 ◇ ◇ ◇ ◇

「ねえねえ・・・母ちゃん、耳かきしてよ」
と、悪ノリして甘えれば、たぶんしてくれたと思うけど、やめた。
変な子だと思われたらマズイでしょ(…エヘヘ)
 

2005/02/13(日) バレンタイン☆アンケート
 
婚約したばっかりだとゆうのに(…関係ねえか)、今日はヒマな日曜日だった。
あまりにもハッピーすぎる出来事のあとで、ぼくはすっかり腑抜け≠ノなった気分を楽しんでいる。
何もしたくない、どこへも行きたくない、ただぼんやりしていたい・・・そんな感じで、大好きなはずの日記を書くことさえもオックウだ。
当分立ち直れそうもない。

とりあえず、世間でバカ騒ぎしているバレンタインデー前日ってことなので、town@niftyのサイトでやっていたアンケートに答えてみた。

Q1.本命以外の人にチョコをもらったらうれしいですか?
「はい」
純粋まっすぐなぼくとしては(…自分で言うな!)彼女に悪いような気もするけど、正直に言うとうれしかったりする☆

Q2.本命以外の人からチョコやプレゼントをもらったら受け取りますか?
「はい」
他人の情けは甘んじて受け入れるタイプなので・・・。
てゆうか、もらった義理チョコ?を彼女と2人で食べたらいいじゃん!

Q3.チョコをもらうなら「手作りチョコ」と「ブランドチョコ」のどっちがうれしいですか?
「手作りチョコ」
彼女のほうの都合もあるし、まあ「できれば」ってことで・・・。

Q4..バレンタインデーに何かもらえるとしたら何がほしいですか?(複数回答)
@「チョコ」
誕生日にプレゼントをもらったから、バレンタインはチョコだけでいい。
A「愛のレッスン」
こうゆうことを書くとヒンシュクを買っちまうかな(…笑)
でも、何週間もやってないから、マジたまにはやりたいなあ(…正直でゴメンなさい)

Q5.バレンタインデーのお返しはしますか?
「彼女だけにお返しする」
本命以外の女の子に対しては、けっこうもらいっ放し≠ナ済ませている(…反省!)
今年もその方針で行こう(…笑)

Q6.「お返しする」と答えた人は何を返しますか?(複数回答)
「彼女がほしいもの」
たぶんかわいい小物かな・・・。

Q7.今までのバレンタインデーでうれしかったことや、いやな思い出がありますか?
小学生の頃はほとんどモテないクン≠セったのに、中1のバレンタインのとき初めて、しかも大勢からチョコやお菓子をもらって、学園のアイドルになったことを自覚した(…いつもの誇大表現だからねっ!)
中2のとき、男子から嫌われていて、女子からも阻害されている感じの女の子からチョコをもらって、かなり長い期間そのネタで冷やかされたのがチョ〜イヤだった。

Q8.バレンタインデーについて何か言いたいことはありますか?
「女性のほうから好きな男性に告白する日」とゆうバレンタイン本来の趣旨に反するから、義理チョコ制度には断固反対!
女性⇒男性の一方通行だけじゃなくて、男性⇔女性≠フ対面通行にすれば、もっとドラマチックな日になるのに・・・。
まあ、そんなところかな。


ところで、ぼくと彼女は明日会えない。
さあ、どうしよう・・・。
 

2005/02/12(土) 小泉閣下マンセー!―粘り強く★対話と圧力―
 
ゆうべは変な夢を見てしまった。
しあわせの絶頂にいるってゆうのに・・・なんてこった。

しかし思えば、最近のぼくは自称エッセイストにありながら、その本分を忘れ、好きな女の子と恋に夢中で、脳天有頂天な恋愛日記ばかりを書いている。
然るに、これは神さまから発せられた警告なのかも知れない。
もしそうであるならば、神のお告げである昨夜の夢を記録しておかねばなるまい(…笑)

ではでは・・・。

夢の中で、ぼくはテレビを見ている。
テレビの番組名は、たしか【青年の主張Part2】だったような気がする。
ぼくによく似たチビな青年が、部屋に置いてある98インチ液晶モニターに映し出され、声を大にして叫んでいる。
どうやら、日本国首相である小泉閣下の対北朝鮮政策に不満があるようだ。
この青年は下記に引用する記事をネタにして、評論と呼ぶにはかなり幼稚な主張をしていた・・・。


 ◇ ◇ ◇ ◇

北への経済制裁、首相「日本が絶対的に優位な場合に」
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050212i301.htm

小泉首相が10日夜、視察先の札幌市で、地元選出の自民党国会議員らと会食した際、北朝鮮への経済制裁について、悩ましい胸の内を吐露していたことが明らかになった。
出席者によると、首相は北朝鮮の拉致問題などへの対応に強い憤りを見せた。
そのうえで、「制裁の効果があるのは、日本が絶対的に優位な場合に限られる」と語った。
一方で、「やる場合、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要だ」「国際協調の枠組みでやるしかない」などと述べたという。

【読売新聞2/12より】

 ◇ ◇ ◇ ◇


北朝鮮が6か国協議の無期限中断と核武装を同時に宣言した。
小泉閣下はこれまで対北朝鮮政策について、「粘り強く」と「対話と圧力」しか言わなかったが、この発言を見ると、勇気ある一歩を踏み出したかに見える。

しかし、この発言をもっとわかりやすく意訳≠キると、実はこうゆうことだ。

北朝鮮への経済制裁をすると、すぐに報復のテポドン≠ェ飛んでくるんだぞ!
それなのに、いまの日本にはそれを防ぐ手立てがない。
日本が圧倒的に不利なんだから、経済制裁なんてやらねえよ!

経済制裁に踏み切るには、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要なんだぞ!
貴様ら(…国民に向かって)、戦争する覚悟なんてねえだろがっ!
だから、俺は経済制裁について慎重な発言を繰り返してんだよ。
わ〜った?

外務省の朝礼では、ラジオ体操第二のあとで・・・。
北朝鮮政策の合い言葉〜ッ!それっ!
「粘り強く!対話と圧力」「粘り強く!対話と圧力」の輪唱♪
なんとこれを日課にしている。

小泉閣下よ、どんなもんだ!
図星だろ!

まあ、大体こんな感じで、小泉閣下の基本的な方針はなんにも変わってない。
それどころか、ますます国民に恐怖感を植え付けようとしている。

首相就任後の3年間、なにやってきたんだよ!
あんた!日本が絶対的優位に立つための努力をしてきたのか?
金正男なんて不法入国してきたとき人質にすればよかったものを、みすみすタダで帰すし・・・。
平壌宣言を踏みにじられても、文句のひとつも言えやしねえ・・・。

こんなザマじゃ、拉致被害者を取り戻すことなんか、いつまでたってもできねえぞ。
ちゃんと日本国首相としての仕事をしろよ!


以上が、この青年の主張だった。
もっと強烈なことを叫んでいたようにも思うが、残念なことに、これ以上は思い出せない。

また、この青年はロンメル将軍≠ニ名乗っていた。
大日本ガキ帝国の出身で、日本でかわいい女の子を見つけて付き合い始めたから、そのまま住み着いたとゆう。
すでに日本国籍を取得しているそうだが、大きな口を叩くわりに、最初の入国動機がかなり不純だ。
なお、大日本ガキ帝国は四方八方を日本に囲まれた小国で、バチカン市国より少しだけ面積が大きい。

とゆうことで、今夜、ぼくは夢のチャンネルを切り替えてから寝ることにする。
 

2005/02/11(金) お嬢さんを・・・ぼくのお嫁さんにくださいっ!
 
≪10日の日記からの続き≫

突然立ち上がり目の前に正座したぼくを見て、彼女の母ちゃんは一瞬だけ驚いたようだけど、意外と冷静な感じでぼくのほうを向いて座りなおした。
ここまでの立ち居振る舞いは勇敢なぼくだったけど、大きく予想が外れて、ちょっとだけ動揺してしまった。
ついさっき彼女にプロポーズしたときとは違うDoki-Doki感が襲ってきた。

「あのう・・・えっと。さやかの母ちゃんに・・・じゃないや。さやかさんのお母さんに、今日は大事な話があります」
緊張して言いまちがえてしまった!
「はい、いいわよ」
彼女の母ちゃんはぼくの失言をクスッと笑いながらも、やっぱり冷静で、彼女がぼくにプロポーズされたことを知っているんだと確信した。
こうゆう場合、相手が用件を知らないほうが圧倒的に話しやすい。
用件を聞かされたときの驚きで、聞き手のほうは一字一句噛みしめて聞くことができないからだ。

さて、どう言ってやろうかと考えているうちに、かなり間延びしてしまった。
「どうしたの?緊張することはないのよ」
彼女の母ちゃんに見透かされてしまった。
「あっ、はいっ。ドキドキしちゃって、すいません。チョー大事な話がありまして・・・」
と、また同じことを繰り返す慌てぶりで、こりゃどうしようもねえ(…苦笑)

「うんうん。ゆっくり話せばいいよ」
優しく見つめられているはずなのに、頭の中には16歳のときの悪夢がよみがえる。
ぼくはなにも言えなくなり、下を向いた。

しばらく沈黙が続いたあと、彼女がぼくの隣に来て、ヒザの上に置いていたぼくの左手を取り励ましてくれた。
「ゼッタイに大丈夫だから、ゆうやくんが思った通りに言えばいいよ」
彼女に励まされ、ぼくは再び勇気を取り戻した(…単純!)

ぼくは一度深呼吸をしたあと、彼女の母ちゃんの目を見すえ、今度は詰まることなく短い言葉を言い切った!

「さやかさんのお母さん!さやかさんを・・・ぼくのお嫁さんにくださいっ!!」

ここでまた世界中の時が止まり、ロンドンのグリニッジ天文台では、昨日から2日続けて世界標準時刻の修正を余儀なくされたとゆうから驚きだ(…デマ!)

さて、彼女の母ちゃんはしばらく黙っていたが、ぼくの目を見てこう言った。
「わかりました。なにもできない娘ですが、どうかよろしくお願いします」
「ただ、目の中に入れても痛くないほどかわいがってきた娘ですから、それ以上に大切にしてやってください」
この瞬間、やった〜ッ!としか言葉に出来ない感激がぼくの身体を突き抜けた。

「ありがとうございます!さやかのことはずっと大切にします。ぼくらに子どもができたら、お母さんも一緒に暮らしましょう」
マジで考えていたから言ったまでのことだけど、これがウケたみたいだ。
「ホントにかわいいことを言ってくれる子だね。でも、心配しなくていいよ。こう見えても、まだまだ若いんだから」
と言いながらも、そのとき彼女の母ちゃんの目には光るものが・・・。

そして、娘が母に抱きついた。
「お母さん、ありがとう!ホントにありがとう・・・」
そして、ふたりは清らかな涙を流す。
ぼくはこれ以上ない感激で、すっかり曇ってしまった瞳の奥に、母娘の美しい愛情をしっかりと焼き付けた。

 ◇ ◇ ◇ ◇

その光景に見とれながらも、ぼくの心は大宇宙の旅を始める(…ただ思考が飛んでしまうだけのこと!)

25年間それなりに$ク一杯生きてきた(…と思う)。
その中で人生、恋愛、愛情、友情、結婚、仕事、そして家族・・・いろんなことを思い悩んできた。
が、どれひとつ答えを見つけられずにいる。
そんな自分を恥ずかしい人間だと思ってきた。

でも、結婚を決意するまでの過程で、ぼくは自分とゆう人間が少しだけわかってきたような気がする。

「あのときはバカだったよなあ」
と、いま思い返せば反省することのほうが多いけど、それでも、そのときの自分なりに必死の思いで走っていたわけだ。
あとになって評論したところで、そのときの自分と同じ気持ち、同じ状況には二度と戻れない。
自分を取り巻く環境は日々刻々と変化しているから、やり直せない過去を思い煩っても仕方ないんだ。
こうゆう内容の文章はいままでに何度か書いているが、頭ではわかっていても、魂が理解していなかった。

しかし、キミを真剣に愛することで、ぼくは確かに生まれ変わることができた。
ぼくはもう宇宙人じゃなく、立派な人間だ(…意味不明?)
これからキミとふたり、長い長い人生の旅路を歩き始める。
ぼくひとりで出せなかった答えを、ふたりで探しにゆこう・・・。

 ◇ ◇ ◇ ◇

「ゆうやくん。ちょっと・・・ゆうやくんったら!早く食べないと、お肉なくなっちゃうよ」
彼女の声で現実に戻ると、先ほど感動的に抱き合っていた母娘が大口を開き、すき焼き鍋をつついているじゃないか。

「あれっ、ずるいよ〜ッ!ぼくの誕生日なのに」
「ひとりでたくさん食べたじゃない!」
「あんなジロジロ見られたら、そんなに食えねえってば!」
「ジロジロ見てたから、たくさん食べたことを知ってるの!」
「まいっか。緊張したから、またハラ減ったことにしよっと」

ぼくらは無意味な争いを未然に防ぎ(?)、たったいま約束したばかりの新しい家族で、笑顔のトライアングルになった。
そして、ぼくは9年3か月ぶりにやってきた家族団らんのしあわせを、いつまでもいつまでも・・・噛みしめた。

さあ、今度は5月22日。
彼女の誕生日(…ちなみに田中麗奈と同じ!)にでっかいことをやらかしてやろう!
一生忘れることがないほどのすんげえ記念日にしてやる。
 

2005/02/10(木) 耳もとで聞こえる☆ふたりのメロディ♪
 
築港の先端にある小さな灯台の下。
ぼくと彼女は永遠不滅の愛を近い、ずっと一緒に歩いてゆくことを約束した。
長い人生の途中、たとえどちらかが死んでしまったとしても・・・。
そして、ぼくらは時の流れを止めて抱きしめ合い、何度もチュウをした。
世界中の時間が、ぼくらを祝福するために止まってくれている。

そんな気がしていたのに、突然彼女の着うたが鳴りだした!

花びらのように散ってゆくこと♪この世界で全て受け入れてゆこう♪
≪オレンジレンジ花≠謔閨

彼女のかあちゃんが、なかなか帰って来ないふたりを心配しているみたいだ。

「もうちょっとここにいたいけど、帰るとすっか」
「うん」
ぼくらは手をつなぎ合い、今度はゆっくりと歩き始めた。
「ゆうやくんが何時に帰ってくるかわかんないから、いつでも始められるようにすき焼きにしたんだよ。ケーキも用意してあるし・・・」
明るい声で彼女が言ってくれた。

すき焼きと聞くと、急にハラが減ってきた。
胸なら愛でいっぱいでも、やっぱりハラは減るもんだ(…笑)
ケーキのある誕生日なんて、もしかして10年ぶりじゃないか?
母ちゃんと離れ離れになってからは、今年が初めてだ!
あのときは、まだジイちゃんも生きていて、ぼくの15歳の誕生日を祝ってくれた。
それ以来、誰かにプレゼントをもらったことはあるけど、バースディケーキは久しぶりなんだ。

彼女と海の上の道≠歩きながら、ぼくは母ちゃんとジイちゃんのことを思い出していた。

ぼくは心の中でそっとつぶやく。
母ちゃん・・・ぼくはいま隣にいる女の子と結婚することに決めたよ!
ジイちゃん・・・この子と一緒なら、きっとしあわせになれるから安心して!

彼女の家への帰り道。
ぼくらは、既に一生の思い出の曲になることが決定しているあの歌≠聴いた。

耳もとで聞こえるふたりのメロディ♪
溢れ出す涙こらえて♪
ありきたりの言葉あなたに言うよ♪
「これからもずっと一緒だよね・・・」

抑えきれないこの気持ちが25時の空から♪
光る滴として降り注いだ♪
気がついたら心の中やさしい風が吹いて♪
明日への扉そっと開く♪

≪I WiSH明日への扉≠謔閨

この曲の歌詞は何度も何度も引用しているけど、どこを切り取っても、さりげなくドラマティックですばらしい!
先月、半同棲生活が終わったあと、ひとりの部屋でぼくの笑顔を心に描くとき、いつもこの歌を聴いていたとゆう彼女は、やっぱり泣き出してしまった。

彼女の家に着くと、彼女の母ちゃんが飛んできた。
「帰って来ないから、ずいぶん心配したじゃない。どうしたの?」
娘の泣き顔を見て心配そうだ。
「ゆうやくんがチョーうれしいこと言ってくれたから・・・」
泣き虫の彼女は、そう言うとまた泣き出す。
「それはよかったね〜。奥でゆっくり聞かせてちょうだい」
娘がプロポーズされたことに勘づいたかどうか、ビミョーだけど、なんとなく気づいているんだろうな(…笑)

「そうそう、ゆうやくん、お誕生日おめでとう!あまりおもてなしはできないけど、3人でお祝いしましょう」
ぼくは彼女の母ちゃんに対して、ホントはふたりを別れさせたいんじゃないか…と疑いの気持ちを抱いたりもしたから、この一言でなんとなく落ち着いた。
「はい!ありがとうございます。すっげえうれしいです」
と、以前のような気持ちに戻ることができた。

リビングに入ると、すき焼きの準備ができていた。
勝手にすき焼き鍋の前に座りこみ、ニコニコしていると・・・。
「先にお風呂に入ってらっしゃい」
と言われ、おなかペコペコなんですけど…とも言えず、とにかく風呂に入ることにした。

風呂から上がると、テーブルの上に24p級(…8号サイズってゆうの?)のケーキがドドンと置いてあった。
【ゆうやくん25才】と書いた板チョコにハートマークが見えたりして、かわいい気分(?)になれる。
ぼくは勧められるまま大2本と小5本のロウソクを立て、チャッカマンで1本ずつ火をつける。
23歳のロウソク≠ワでは自分が火をつけ、ぼくらが出会った24歳のロウソク≠ニ一緒に迎えた25歳のロウソク≠ヘ彼女に頼んで火をつけてもらった(…なかなか計算高い!)

そして、部屋の明かりを暗くして、ロウソクを吹き消す。
こんなときに喘息発作が起きぬよう、カッパ口でそっと息を吹きかける。
だけど、たった7本のロウソクを成人男性がひと息で消せなかったら、男のプライドが許さない。
くだらない考えが頭をよぎったせいで、余計に時間がかかって苦しむハメに(…笑)

「さあ、始めようか」
彼女の母ちゃんがすき焼き鍋に材料を入れて準備している間、ぼくは彼女にケーキを切ってもらって一気に食べた。
すき焼きができると、もう夢中でバクバクっと食べる、食べる。
ふと我に返ると、彼女と母ちゃんはほとんど食べていなくて、ぼくが食べるのをうれしそうにジッと見ていることに気づいた。
「あれっ、食べないんっすか?そんなガンミされたら恥ずいですよ〜」
ぼくは箸を置き、照れ笑いをした。
「ゴメンなさいね。この人が娘の大事な人だと思うと、どことなくかわいくて・・・。男の子もいいなあとぼんやり考えてたのよ」
これまたビミョーな言い方で、ぼくが風呂に入っている間に、彼女からあのこと≠聞いたにちがいない!

それにしても、わが子のようにかわいい≠ニは、いかにもありがたいお言葉。
ついでにゆうと、どことなく≠カゃなくてチョーかわいい≠ニ正直に言いなさいっ。
普段母娘で話しているときのように!(…蛇足、駄促?=くだらねえことを促すとゆう意味の新語?)

2月10日、時刻は午前零時を過ぎてからしばらくたっている。

「機は熟した!先日泣かされたリベンジをするときが、ついにやってきた・・・」
ぼくは敢然と(?)立ち上がり、彼女の母ちゃんの前へ進み、そこに正座した。

≪続く≫
 

2005/02/09(水) ぼくのお嫁さんになってくださいっ!―とにかく・・・マジでプロポーズ♪―
 
午前零時、ぼくの人生を大きく変える特別な日≠フスタートだ。
おおっ、いきなり彼女発Happy Birthday Mailが届く。

 ◇ ◇ ◇ ◇

お誕生日おめでとう!(v^-^v)
今日から25歳だね♪
少しだけお兄さんになってほしいです(…なんちって、冗談だよ〜)
これからもずっとずっと一緒にいようね(*^o^*)

 ◇ ◇ ◇ ◇

まあ、ノーテンキなことを言ってられるのも今のうちで、20時間後には感激の涙で溺れさせてやるから、クビを洗って待ってろ(…エヘヘ)

ぼくは極めて健やかに眠り、朝7時30分、彼女発の今度はGood Morning Callで快適に目覚める。

「おはよう!今日はお誕生日だね☆おめでとう」
「あんがと。つーか、もうちょっと寝かしてよ。10分後ぐらいにもう一回電話して・・・じゃあ」
いつも彼女に甘えていて、7時20分と30分の2回も電話をしてもらっているから、まだ20分だとばっかり思っていた。
「ダメ〜!もう7時半だからちゃんと起きなさいっ!遅刻しちゃうよ」
従順なぼくは命令口調で言われると、不思議なほど素直になれる(…笑)
「そうなの?なんか損した気分・・・」
ブツブツ言いながらも、すっくと起き上がる。

そして、いつものようにパンをかじりながら着替えをして、テキトーに歯を磨き、これまたビミョーに髪型を整える。
少しでも男前に見えるようにと心がけはするものの、夕方からは帽子をかぶるから、あまり意味がない。

それにしても、仕事場では見事なほど誰も何も言ってくれない。
今日はぼくの誕生日だとゆうのに・・・とゆうか、誰も知らないんだから仕方ない。
「俺さー、今日(or明日)誕生日なんだよね」
自分の誕生日を積極的にPRしてみたものの、冷酷にシカトされているオッサンたちを何人も見てきて、あまりに寒すぎると感じたから、ぼくは仕事場でそうゆうことを言わないことに決めている。
そんなこんなで、大して忙しくもないまま、無事に日が暮れ、夜の仕事(…危なそうかも?)も終了!

21時50分。
宅急便センターの駐車場から、ぼくは1本のメールを送信する。

 ◇ ◇ ◇ ◇

ゆうや発カエルメール
パーティの前に大事な話があるから、すぐ出かけられるようにしておいて!

 ◇ ◇ ◇ ◇

22時5分過ぎ、彼女の家に到着。
彼女は心配そうな顔をして、玄関先で待っていた。
「大事な話があるんだ。一緒に来てくれ」
「そんな真剣な顔して・・・どうしたの?何かあったの?」
いつもより数段凛々しいぼくの表情を見て、彼女はますます不安そうだ。
「ごめん。いまちょっと緊張してるんだ。この顔ならどう?」
ぼくは時価10億円は下らないと思われる飛びきりの笑顔で、彼女の顔を覗きこんだ。
「うん。安心した〜」
このときはKinkiの『もう君以外愛せない』がBGM・・・もちろんぼくの気持ち!

5〜6分ほど走ったところにある貿易港に着き、ぼくらはクルマを降りた。
オレンジ色のハーバーライトがいくつも並び、とてもキレイだ。
日中の最高気温が3月中旬並みまで上がったせいか、今夜は全然寒くない。
週末にはカップルを乗せたクルマが至るところで揺れている・・・いやいや、カップルのクルマで溢れかえっている恋のメッカ≠セけど、さすがに今日は水曜日。
ほかのクルマはほとんどいなくて、どことなく哀愁漂う(意味不明?)純愛路線のぼくらにはピッタリ!

岸壁に横付けされたパナマ船籍(外国の船はほとんどそうなの!)の貨物船が3隻、錨を下ろして眠りについている。
その横を通り抜けて、でっかい築港の先端へと、ぼくは彼女の手を引き足早にどんどん歩いてゆく。
途中でフィリピン人らしき船員数名に指笛で冷やかされたので、「ハ〜イ」と手を上げて応えたら、なぜか拍手喝采を浴びた(…意味わからん!)
映画のロケじゃねえんだ。
マジもマジ、とんでもなく大マジな人生のドラマの最中なんだぞ。

ぼくらは1q近くも無言で歩き、やっと小さな灯台のある築港の先端に着いた。
周りは真っ暗な海で、半径1q内にほかの人は誰もいない。
でも、ぼくらふたりは灯台が放つ強烈な明かりのおこぼれ≠フおかげで、一定の周期でスポットライトを浴びる映画スターみたい。
我ながら、すっげえカッコいい舞台!

「よっしゃ!ここにしよう」
ぼくは口元を引き締め、彼女のほうを振り向く。
彼女はぼくの魔法の瞳をじっと見つめ、ただ黙って立ちつくしている。
きっとこれから始まる愛の儀式≠ノ気づいているはず。

高鳴る鼓動を抑え、ついにぼくは声を出した。

「ずいぶん歩かせてゴメン。キミをここに連れてきたのは、俺らにとって、ちょ〜大切な話があるからなんだ」
「うんっ」
彼女は神妙な顔をして、深くうなずいた。

「一生に一回だけ、いまここでキミだけにしか言わないから、よ〜く聴いてほしい!」
「うんっ」
世界で一番かわいいキミが、ぼくの前にいて、ぼくの次の一言を待っている・・・。
運動会の駆けっこの前なんか、もう比べようがないほどのDokiDoki感!

少しだけ間をおき、ぼくは考え抜いてたどりついた平凡なプロポーズの言葉を告げる。

「ぼくのお嫁さんになってくださいっ!!」

彼女の瞳があっという間にウルウルになる。
またたくと、そのしずくが銀の星になり、いくつもいくつも流れ落ちる。
「はいっ!!」
彼女は涙に震える声で、しかしハッキリと答えてくれた。

「俺はさやかが大好きだ〜ッ!」
「さやかもゆうやくんが大好きっ!ずっとそばにいるからね」
ぼくは彼女をギューッと抱きしめ、この魂が朽ち果てるまで続く永遠の愛をここに誓う。

永遠≠ネんて実際にはありえない。
けれども、永遠≠ニは信じること≠カゃないかなあと思う。
ぼくはさやかへの愛を貫き、そのことを証明するんだ!
 

2005/02/08(火) 追憶 ―つらい過去を抱きしめて―
 
明日プロポーズをしようと決めたのに、悪い夢を見た。
ぼくが結婚から逃げていたホントの理由がここにある!

◆1995年、夏。

「俺たち、大人になったら絶対結婚しよう」
「うん!ずっと離さないでね」
高校1年生の少年と少女は、永遠の愛を誓い合った。

「好きだ」と言えば、未来の全てが美しく見えた。
「結婚」とゆう言葉を口にすれば、永遠を夢見ることができた。
いま思えばあまりにも幼い・・・遥かな夏の日の約束。

ふたりは保育園時代からの幼なじみだった。
少女が経済的に恵まれた家庭に育ったのに対し、少年のほうはお世辞にも裕福とはいえない、どちらかとゆうと、貧しい家庭に育ったのだが、なぜか少年のそばにはいつも少女がいた。
中2の夏、少女のほうから告白したことにより、異性としての付き合いが始まった。
お互いの両親からも公認されていた仲で、恋の行く手を阻むものは何ひとつないはずだった。

◆1995年、秋。

少年の母親が家出をし、その3週間後には父親も帰宅しなくなった。
両親がそれぞれ新しい恋に走った挙げ句、少年はひとり家に取り残された。
少年からそのことを打ち明けられたとき、少女はまるで自分のことのように嘆き悲しんだが、それでも少年に対する思いが揺らぐことはなかった。

◆1995〜1996年、冬。

少年の家庭が崩壊した事実を少女の両親が知るところとなり、ふたりは引き離されていく。
少女に課せられた門限が極端に厳しくなり、別々の高校に通っていたふたりは、登下校時以外には会うことができなくなった。
休日の外出も親同伴でなければ許されなくなり、クリスマスどころか、冬休み中は一度も会えなかった。

さらに年明けからは、少年がCDショップでバイトを始めたため、下校時に同じ電車で帰れるのは彼のバイトがオフである水曜日だけとなった。
少女は親にウソをつき、文化系のクラブ活動を始めたので「毎週水曜日は帰りが遅くなる」とゆうことにした。
また、少女は少年の顔をひと目見るために、毎日CDショップに通った。
仕事中の少年と長く話すことはできないので、前夜綴った手紙を胸に抱き、彼に手渡すのが日課だった。
手紙には思うように会えない切なさやもどかしさ、ときには挫けそうになる少年を強く励ます文章が、涙の粒で綴られていた。
深夜まで働いている少年が返事を書くことはあまりなかったが、たまに書いてくれる「おまえが好きだ」の7文字が楽しみで、少女は毎日手紙を書き続けた。
高校生が当たり前のようにケータイを持つようになるのは、まだ何年もあとのことで、当時ポケベルが全盛期だったがふたりとも持っていなかった。

◆1996年、春。

少女の身体に大きな異変が・・・。
生理が止まり、母親に見抜かれた。
親の言い付けに背いて密会していたことも、エッチをしていたことも全部バレてしまった。
少年は少女の家に呼び出され、彼女の父親に頭や頬を思いきり殴られた。
当然のことながら、あらゆる罵声を浴びせ掛けられた。

大事な娘を傷モンにしやがって、どうしてくれるんだ!
まだ高校生のくせに、とんでもないガキだ!
親が親なら、その子もこのザマか!

少年はうな垂れ、ただ嵐が過ぎ去るのを待つ以外になかった。
が、それでも必死に食い下がった。

ぼくたち大人になったら、必ず結婚するって約束してたんです。
ぼくが学校をやめて働けば、やって行けると思います。
だから、赤ちゃんは堕ろさないで・・・お願いです!

そうゆうふうに言えば全て許してもらえると、ぼくらは考えていた。
しかし、現実は厳しく冷たかった。

生意気なことをぬかすな!
おまえみたいなヤツに、誰がかわいい娘をくれてやるもんか!
娘とは二度と会ってくれるな!

首根っこをつかまれて外に放り出された少年は、もはや取り付く島がないことを悟り、悔し涙を流しながら、夜が明けるまで絶望の淵を歩き続けた。

1週間後、少年のもとに少女から手紙が届いた。

 ◇ ◇ ◇ ◇

ゆうやくんへ・・・

2年8か月、付き合ってくれてありがとう。
ゆうやくんと一緒に過ごした毎日は、本当に楽しかったです。
今でもゆうやくんが大好きですが、もう会うことができなくなりました。
理解のない親でごめんなさい。
親に逆らうだけの勇気がなくてごめんなさい。
ゆうやくんだけを傷つけて、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

学校の先生になる夢、がんばってかなえてくださいね。
きっとゆうやくんなら、みんなから好かれる先生になれると思います。
そして、どうかしあわせになれますように。

あと、妊娠はしてなかったです。
昨日生理になったから、中絶させたとか、そうゆう心配はしないでね。

では、お元気で・・・さよなら。

江梨子より

 ◇ ◇ ◇ ◇

その後、ぼくはいくつか恋をしたけれど、江梨子ほど好きにはなれなかった。
いや、このときのように傷つくことが怖くて、好きにならなかったのかも知れない。
ただ逃げていただけかも・・・。

明日、ぼくはさやかにプロポーズをする!
昔つらい経験をしたからこそ、いま彼女に優しくできる。
そう信じている。
だから、今度こそ必ず!
 

2005/02/07(月) ひとまず・・・オイラのプロポーズ♪
 
プロポーズをテーマにした曲は数々あるけど、ぼくは長渕剛の『プロポーズ』って曲が一番好きだ。
ちょうどぼくが生まれた1980年(9月5日)に発売されたアルバム『乾杯』の2曲目に収録されている。
長渕剛は1956年9月7日生まれだから、発売当時は24歳まで残り2日のギリギリ23歳。
いまこの文を書いているぼくは、25歳の誕生日まであと2日と迫った24歳。

実にくだらないことを書いてしまったけど、要するに当時の長渕剛と現在のぼくとが同年代だってことが言いたかっただけだ(…笑)

そして、ぼくがこの『プロポーズ』とゆう曲が好きな理由は、長渕教の信者だから・・・ではない!
ちょっとガキっぽくて、でも飾らないストレートな歌詞が気に入っているからだ。
メロディを言葉で伝えるのはほとんど不可能に近いけど、剛のステージには欠かせない初期の名曲『俺らの家まで』を素直に優しくした感じ・・・と言えばわかってもらえるかなあ。
でも、『俺らの家まで』を知らない人にはわからないから、こうゆうことを書いてもあまり意味がないかも。

では、読者のみんなが一生聴くことがないであろう『プロポーズ』の1番≠フ歌詞をどうぞ!

 ◇ ◇ ◇ ◇

できることなら・・・
この太陽いっぱい♪身体に浴びて
おまえを連れて別天地でも♪行きたいと思うのだが

オイラこんな格好♪髪は長いし
おまえの親父やお袋に♪気に入られるはずもないが
いいかい?ついてきてくれるねっ!

俺とおまえと子ども・・・3人♪楽しく暮らしてゆけるなら
これ以上の夢はない♪もう決めたのだから
いまはまだできそうにないけれど
ひとまず・・・オイラのプロポーズ

【長渕剛プロポーズ’rom the album乾杯=z

 ◇ ◇ ◇ ◇

「いまはまだできそうにないけれど・・・」の一節が、いまのぼくとオーバーラップしていて、かなり痛すぎる。
けれども、歌詞をよく噛みしめてみると、勇気がわいてきたりもする。
いますぐではないが、近い将来必ずおまえと結婚するって決めたんだ・・・と、剛がそう歌っているからだ。
結婚の約束を果たす期日は未記入だけど、ふたりで相談して決めようよ・・・そんな感じかなあ。

ところで、ぼくはどんな言葉で彼女に思いを伝えるんだろう?
プロポーズの言葉に関するサイトを覗いてみると、実際に使われたいろんな言葉が寄せられていた。

@結婚しようよ
A一緒になろう
Bずっと一緒にいたい
C大好きだよ
D俺の子どもを産んでくれ

Eおまえのかわいいホッペにいつも触れていたい
F俺が一生かけておまえを幸せにするよ
G好きだ!キミのことしか考えられない
H俺についてきてくれないか
I一緒にしあわせになろう

J片時も放したくないんだ
K人生最大の記念日を作ろうか
Lそろそろ同じ家に帰ることにしようか
Mぼくは君の人生の応援団長になりたい
N人生のキャッチボールを僕としてくれませんか

O恋人でいることに飽きた、結婚しよう
Pこれからは毎日ドキドキさせてあげるよ
Q俺がお前の居場所になる
Rもう俺でええやろー
S俺のハートはレッドゾーン

ぼくは一回しか結婚しない。
凝った言葉やキザなセリフよりも、シンプルかつストレートな言葉で、愛する彼女に人生最大の決意≠伝えたい!
そして、お嫁さんをもらったら、そのあとはもう地獄へ道連れ≠カゃなくて(…笑)、死ぬまで愛し続ける。
それどころか・・・生まれ変わっても♪あなたのそばで花になろう♪

せめてぼくにできることは、やっぱり・・・
キミひとりを愛し続けてゆきたいっ!!
 

2005/02/06(日) 以心伝心 ―Look Back Again―
 
キッチンに立ち、晩ご飯の支度をしている彼女の後ろ姿が愛しい。
嬉しさが弾けている横顔がまぶしすぎる。

ぼくと出会ったことが幸運なのか、悲運なのか・・・。
そんなことなんかどうでもよくて、ぼくとふたりで過ごすいまこの時≠ノこそしあわせを感じている女の子がここにいる。
ぼくのお嫁さんになることがたったひとつの夢≠セと言ってくれる恋人が、いまそこにいる。
我が身を捨てて愛する人のために尽くす・・・その潔さ、愛情の深さをひしひしと感じたとき、ぼくの目には自然と涙が溢れてきた。

目立つタイプじゃないけど・・・かわいいし、ぼくなんかにはもったいないほど純粋だ。
それに、いつもぼくのことだけを見てくれている。
やっぱり・・・ぼくにはこの子しかないっ!
そう思えば思うほど、また涙が止まらなくなるから、ぼくはタオルで目隠しをした。

「あれ?どうしたの?」
振り返った彼女がぼくの異変に気づき、聞いてきた。
「最近配達より業務してる時間のほうが長くて、ずっとパソコンの画面を見てるから、目が疲れちゃった」
見えすいた言い訳だったけど、彼女は気づいていたはず。
「ゆうやくんの澄みきった目が大好きだから、ずっと大切にしてね」
と、それだけしか言わなかった。

とんかつはうまかった。
彼女が作ってくれる料理ならなんでも「うまい」と思えるけど、今夜のとんかつは特別うまかった。
でも、向かい合って食事をしていると、なんだか照れくさくて話が進まなかった。
この2週間ほどの間に心が揺れたせいか、彼女の瞳を見すえて話すことが難しかった。

そこで、食事が終わると、ぼくは彼女に甘えて、ヒザまくらをしてもらうことにした。
後頭部のあたりに柔らかい優しさを感じながら、カッパ頭をなでてもらうと、これが幼児の昔に帰ったようで懐かしくも気持ちいい。
上目使いで彼女の顔を見上げると、逆さまに見えて気楽だし、身体が接触しているから安心感がある。
ぼくらはそうやって、いろんなことを話しながら、これからも一緒に歩いてゆこうと決めた。

時刻が午前1時に近づき、彼女が時計を気にしはじめた。
そろそろ帰らなければいけないんだろう。

そこで、ぼくは幼稚な手段で彼女を誘惑してみることにした。
「ねえねえ」
と、甘えたように言いながら、彼女の脚をツンツンしてみると・・・無残な結果が待っていた(…笑)
「今日はそうゆうことはダメ!」
サッと膝まくらを外されたもんだから、たまったもんじゃない。
ゴツン!
鈍い音がして、フローリングの床で後頭部を打っちまった。
なにしろIQ200の脳みそ(…マジなわけねえよ!)がたっぷり詰まっているから、これだけのことなのに痛いのなんの!

「いてえよ!なにすんだよ?」
ぼくは起き上がった。
「ごめんなさい。大丈夫?」
彼女はびっくりして、今度はぼくの後頭部をなでてくれた。
「もう絶対大丈夫じゃねえから、朝まで看病してくれよ」
後頭部よりも求愛を拒絶されたことのほうが痛かったから、思わず意地悪なことを言ってしまった。
「そうしたいけど・・・できないの。てゆうか、ゆうやくん、いまエッチなこと考えてたでしょ?」
どうせ見透かされるなら、ガオーッと襲いかかったほうがよかったかなあ。

「キレイな脚だなあと思ってただけだよ」
「ウソ!絶対考えてた」
「考えてねえってば」
「じゃあ、さやかの目を見て!そらさないで」
ぼくはすぐに目をそらしてしまった。

「エヘヘヘ・・・ホントは考えてました。ゴメンなさ〜い」
強がっても仕方ないから、ここは素直に謝った。
「お願いだから謝らないで」
「なんで?」
「ゆうやくんがなに考えてるか、声に出して言わなくてもわかるから。でも、応えてあげられない自分がつらい・・・」
そんなふうに言われると、エッチしたい素振りなんかするんじゃなかったと反省してしまうじゃないか。

ぼくは彼女をそっと抱きしめ、耳もとでささやいた。
「遅くなったからそろそろ帰りなよ。来週の誕生日、楽しみだなあ」
「うん。お母さんと一緒に待ってるから、早く帰って来てねっ」
「あんがと。そうするよ」

ぼくは電車で来ていた彼女を家まで送った。
切ない気持ちを振りきるように、カーオーディオからは大好きなYaikoの『Look Back Again』を流した。
ポップに弾けるナンバーなのに、歌詞はなかなかヘビーで、それでいてポジティブ思考でゲンキが溢れてくる歌!
2番≠フ歌詞が恐ろしいほどお気に入りだ。

 ◇ ◇ ◇ ◇

さまよう心に甘い声♪ココにずっといてもいい?
扉の前でノックしてのぞいても♪いまはまだ踏みこまないで
出口すら見つけていないんだから♪見守ってくれる?

GO!! Look Back Again♪Woh Woh Woh
置き去りのままの♪真実もウソも傷も♪Woh Woh Woh
噛みしめていたい♪痛い痛い痛い・・・

【Yaiko☆Look Back Againより】

 ◇ ◇ ◇ ◇

過去を消し去りたいと願うより、過去を抱きしめて生きよう。
でも、それは感傷に浸ることじゃない。
つらく悲しい過去があるからこそ、いまキミを優しく愛せるんだと思うから・・・。
いつか笑って話せる日が来るまで、ずっと忘れないでいよう。
 

2005/02/05(土) 以心伝心 ―思い出はいつの日もトンカツ―
 
夜9時半ごろ、宅急便の仕事を終えてクルマに乗りこむと、ケータイの青い着信ランプが点滅していた。
もしかして・・・と思いケータイを開くと、やっぱり!
彼女からメールが届いていた。

ゆうやくんの部屋にいます(^_^)v足の踏み場がないです(^-^;
掃除と洗濯はしとくけど晩ごはんどーしよう?
一緒に食べたいなあ

着信時間が6時52分ってことは、やべっ!もう帰ったあとかなあ?
いつも宅急便のときは自分のケータイを持たず、会社のケータイだけ持ってるからなあ。
はあ・・・とため息をつきながら、ぼくはメールを返した。

まだいる?いまからマッハで帰るよ(v^-^v)だから待ってて!

すぐに彼女から返事が来た。

はいっo(^-^)o

ヤッターッ!まだぼくの部屋にいたんだ。

マンションの駐車場に着いてクルマから降りると・・・。
「ゆうやくん!」
と、小さな声で誰かに呼ばれたような気がした。
あたりを見回したけど、誰もいない。

「ゆうやくん!ここだよ」
さっきより大きな声がした。
その声・・・おまえはさやか!
最上階を見上げると、通路で彼女が小さく手を振っているのが見える。

その瞬間、身体中の血が一気に逆流してくるような感覚(?)に陥り、胸いっぱいの愛がこみ上げてきた。
とてもマトモじゃいられなくて、思わずぼくは、ありったけの大声で彼女の名前を叫びそうになる。
が、なんとか堪えて、両手を頭の上で交差するように大きく振って応えるにとどめた(…笑)
そして、ディバッグを背負うと、1階のエレベーターホールまで一目散に走った。

エレベーターが最上階に着き、扉が開くと、そこに彼女の笑顔が待っていた。
「会いたかった〜」
「俺もだよ・・・」
ぼくらはギューッと抱きしめ合い、長い時間チュウをした。
通路の遠くのほうから誰かの足音が聞こえてくるまで(…焦)

「なにか食べに行こうか?」
ぼくは、この時間から支度するのは大変だろうと思い、そう言ったけど・・・。
「ううん。今日はさやかが作ってあげたい気分」
彼女がそう言うから、深夜営業しているスーパーまで買い物に行くことにした。
「ゆうやくん、なにが食べたい?」
そんなことは全然考えてなかったなあ。
しかし、ぼくは即座に答えた。
「とんかつ!」
去年はじめて彼女が部屋に来てくれたとき作ってくれたのが、少し揚げすぎて硬〜くなったとんかつ≠ナ、最初からやり直したいぼくらにとっては最適なメニューじゃないかと・・・そんな気がした。

以心伝心で、彼女にもその思いが伝わったようだ。
「今度は絶対おいしく作るからね〜」
と、張り切ってくれた。

≪続く≫
 

2005/02/04(金) 緊急指令☆送別会の準備をせよ!
 
我ながら思うに、このところすっかり業務が板についてきた。
商品の選定や性能の問い合わせには答えられないけど、簡単な注文なら受けられる(…オッホン!)
ネクタイも似合ってるし(…自画自賛?)気分はなんだか商社マン!
だけど、会社から支給されているワイシャツのサイズがフリーサイズ≠ナ、キャシャなぼくにはかなりデカすぎる。
クビ回りがスカスカで、気になって仕方ねえぞ(…笑)
まあ、タダだからガマンすっか。

今日、午後からはほとんど電話も鳴らず、ウルトラ★マニアック(…知ってる?)にヒマだったから、よしりん(正確には小林よしのり)の『新ゴーマニズム宣言◇第14巻』を読んでた。
一回でも読んだことがある人ならわかると思うけど、ゴー宣は基本的にはマンガのくせに異様なほど文字数が多い!
取り上げているテーマも時事問題とか国家と戦争論とか、マンガってゆうより社会派の思想言論書≠ンてえだ。
ぼくは高校生の頃からずっとゴー宣シリーズの愛読者で、「ゴー宣の本と出会ったおかげでグレることなく、純情まっすぐに生きてこられたんだと感謝している(…笑)
でも、いまここで書評を書くつもりはないから、このへんでやめとこう。

そのゴー宣14巻を一心不乱に読みふけっていると・・・。
「なに読んどんや?エロマンガでエッチの勉強か?ゆうやは若いけん、すぐにタマるんやろなあ」
と、後ろから所長が、ぼくの右肩に油ギッシュなアゴを乗せるような感じで(…接触はしてないけど)のぞきこんできた。
わっ、キモ〜!
「ちがいますよ!これ社会派のマンガです。知らないんですか?文字の部分が相当多いでしょ?」
どうやらマンガ=エロ本≠セと単純に考えてるようでハラが立ったから、即座に言い返してやった。
「知らんなあ。エロ本じゃなさそうやけん、まあええわい。けど、エロ本はアカンで。おまえもいまは受付のフロントなんやからな」
そんなこと言ってるけど、応接コーナーのマガジンラックには『みこすり半劇場』がぎっしりなわけで、あっちのほうを先に撤去しろって!

ちなみにこの会社では、電話も鳴らず、来店客もなく・・・そんなヒマなときには本を読んでもいいことになっている。
これはバイトのぼくだけの特権で、正社員には許されていない。

次に所長は、女子社員の席に近づき・・・。
「それはそうと石田さん、今月の終わりぐらいに送別会の準備をしてくれんか?」
おもむろにこう言った。
「エーッ!誰の送別会ですか?」
月末締めの仕入れ請求書のチェックをしていた女子社員は、あまりにも突然の指示に驚き、頭を上げた。
「正式な辞令が出てないけん、教えてやりたいけど、いまはまだ言えんなあ」
所長は得意そうに微笑んだ(…軽率なヤツ!)
とゆうことは、絶対に内示は出ているんだ。
「こっそり教えてくださいよ〜」
女子社員は自分が転勤することはないから、気楽なもんだ(…笑)

「経費はどっから出るんや?一人どれぐらい出るん?」
「会社からは出ないでしょ?所長のポケットマネーじゃないですかあ?」
「アホゆうな!10人分も出せるかいな」
と、2人がくだらないながらも具体的な話を始めたから、ぼくは再び読書に没頭した。

でも、ぼくは知っている。
誰がどこに転勤させられるのか、お客さんから聞いて知っている。
そのお客さんとは、ぼくの「エヘヘヘ」にイチャモンを付けたくそババア≠セ。
そして、くそババアに話をしたヤツは・・・所長その人なのでR。

転勤させられそうな部下は、まだなにも聞かされていない。
5月には結婚式が控えていて、新築のアパートへの入居も予約してあるとゆうのに・・・。
会社から辞令として言い渡される前の段階で、本人に噂話として伝わったら、どうゆう気持ちがするだろう?
あまりにもかわいそうじゃないか!
残念なことに、所長はそんなことなんか全く考えてない。

大企業に勤める総合職のリーマンにとって、異動は逃れられない宿命だ。
結婚が間近だろうと、お嫁さんが妊娠中だろうと、もっか別居中で離婚寸前だろうと、会社側はお構いなしだ。
いちいち個人の特例を認めていたら、組織として成り立たないことぐらいは、ぼくでもわかる。

しかし、上司たる者は、部下に内示が出た段階で、まず本人と2人でじっくりと話をするべきだ。
しぶしぶながらも納得ずくで転勤してもらえるよう努力をするのが、上司としての使命じゃないのか?
それなのに、うるさいお客さんに「ここだけの話ですけどねえ・・・」と極秘情報をベラベラしゃべって、必死になって点数稼ぎをしているつもりか?

他人事ながら情けないことだと思う。
この所長ってバッカじゃねえの?
いままでも疑ってきたけど、この件で確信に変わった。
会社に対しても、そして大切な部下に対しても背信行為だっつーの!
おまえなんか・・・そうだなあ・・・ブタにしてやろうか?
 

2005/02/03(木) もうすぐ誕生日♪
 
ぼくの誕生日(2月9日)が来週水曜日に迫ってきた。
今年は記念すべきとゆうか、なんとゆうか・・・生誕25周年!
小さい頃から(いまも小さいけど…)病気がちだったぼくが、四半世紀もの長きにわたり生き続けることができた。
幾度となく訪れた試練に呑み込まれ、苦難を前になす術(すべ)もなく、挫折感にはズタズタに引き裂かれながら・・・。
それでもなんとか生きてこられたのは、神の御加護なんかじゃない。
逆境に立ち向かおうと、逃げようと、そんなことはどうでもよくて、とりあえずは自分自身の意思で生きてきたからだ。

だから、どんなに打ちのめされたときでも、マジで「死にたい」なんて考えたことは一度もない。
とにかく「生きていたい」と願うからこそ、悩んできたんだし、いまも悩み続けているんだ。
ぼくだけが特別ってわけじゃないけど、こうゆう思いを抱くのも、いま全てのことが思い通りに運ばないからなのか・・・。
そこで、こんな大げさで(…いつものことか?)陰気くさい文章を書いたんだ(…なんちゃって!)

さて、ぼくの25歳の誕生日に、彼女の家でパーティをすることになった。
ぼくと彼女と、彼女のかあちゃんと3人で・・・。
はっきり言って、彼女のかあちゃんとは顔を合わせづらい。
同棲を打ち切られた恨みつらみで、ぼくのハートはハイオク満タン¥態だから(…マジで受け取るなよっ!)
けれども、せっかくお祝いしてくれるとゆうのに断わる理由はないし、ぼくは人の好意を甘んじて受けるタイプなんだ(…笑)
それに、もしここで逃げたら、ずっと気まずいままでいなければならないような気がする。
わだかまりを持っているのはぼくのほうだけかも知れないけど、マイナスな気持ちは早めに打ち切っておきたいと思うんだ。

今度はぼくが爆弾発言をして、彼女のかあちゃんをビックリさせてやろうかなあ。
では、ヒミツの大計画でも考えてみるとすっか(…笑)

 ◇ ◇ ◇ ◇

今週ずっと【御意見板】がぶっ壊れていて直りそうもない。
いつまでもトロトロしてる場合じゃないから、新しい掲示板を探してきたぞ〜!
【青春☆掲示板】
http://bbs4.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/60556/
↑URLです↑
どうぞヨロシク!
 

2005/02/02(水) さやかなる願い
 
ひとりぼっちの淋しい夜

冷たいベランダに立ち

潮風に吹かれながら

清(さや)かなる星屑の向こうに

キミの笑顔を思うとき

清らかで完全無欠なぼくでありたい

…と、心から願う


そして

キミのために生まれてきたことを

強く強く信じたい


それなのに

いまのぼくには自分が見えない

薄汚れた過去から瞳をそらし

自分の存在を否定している


こんなに愛されているとゆうのに・・・

罪悪感の檻の中に閉じこもり

力いっぱいもがいている


いまキミに会いたい

キミをギュッと抱きしめて

空っぽのハートを満たしたい!

自分を取り戻したい!

 ◇ ◇ ◇ ◇

今日も昨日も明日も、キミとは会えず・・・。
ここはなんとか来週まで耐えねば・・・。

キミもぼくと同じように淋しい気持ちを抱えているんだろうか?
ふと不安になったりする。

愛とは不幸をおそれないことなのか?
それとも、傷つけあうことなのか?

ちがう!
愛とは思いを寄せる相手のしあわせを祈ることである。

しかし、ぼくに愛されることがキミのしあわせじゃなければ、意味がない。
ほかのヤツに愛されることがキミのしあわせだとしたら、祈ったりするもんか。

ぼくは心が未熟なんだろうか?

とゆうか・・・なに書いてんだろう?
ったく、バカみてえだよ(…呆)
 

2005/02/01(火) 人間失格 ―いわれなき嫉妬―
 
得意先のひとつに、社長、奥さん、それと社員1人の総勢3名だけの超零細企業がある。
社長(54歳)と奥さん(49歳)の間には、ぼくとタメの息子がいる。
でも、その息子が社員ってわけじゃない。
社員は赤の他人であって、この話とは関係ない。

10年前、この息子はぼくと同じ高校を受験したが、残念ながら不合格。
高校浪人するのはイヤで、泣く泣く第2志望の高校へ通ったそうだ。
そして、二浪した後に近畿の大学へ進み、昨年の春に卒業。
教師を志して教員試験を受けたものの、あえなく滑ってしまった。
このことがよほどショックだったのか、すっかり自信を喪失し、その後は自らが進むべき道がわからなくなったとゆう。
彼には再度教員試験にチャレンジする意欲もなく、そうかといって、一般企業に就職する意思もなく・・・。
半ば引きこもりの状態らしい。

奥さんの話によると、息子は今まで女の子と付き合ったことが一度もないそうだ。
この奥さんはちょ〜!≠ェ付くほどのセクハラ☆オバン≠ナ、なんの恥じらいもなく「初体験の年齢は?」とか「彼女と週に何回・・・?」とか、ぼくに平気で聞いてくるような人だ。
が、そんなくだらない質問に対してマトモに答えたりはしない(…笑)

今日、この得意先の担当営業マンが、奥さんからさんざん聞かされたぼくの悪口≠ニやらを教えてくれた。

まず、ぼくには中2の頃から彼女がいて、いま現在も彼女がいるとゆうことが、ずいぶんとシャクに触ったようだ。
早くから彼女をつくって守りに入るのは、男としてよくないらしい。
全く意味不明で何が言いたいのか、さっぱりわかんねえなあ(…笑)
自分の息子には生涯1人も彼女ができそうもないとゆうのに、どうしてこんなヤツに・・・ってことか?

次に、息子が落ちた高校を卒業したことが気にくわないみたい。
そんなこと、ぼくの知ったことじゃねえよ!
最終学歴は大卒ってことで、そっちのほうが上回ってるんだから、それでいいじゃん!

さらに、親に捨てられた子どもなのにスレてなくて、表情が明るいことが許せないとゆう。
このオバンと顔を合わせるときには、いつも暗い過去を背負い、曇天模様の顔をしていなければならないってことか?
そして、「エヘヘヘ・・・」とゆうぼくの愛想笑いが生理的に受け付けられない・・・とまで言いきったそうだ。
なるほどねえ。

もちろん、バイトしながら作家を目指しているぼくの生き方についても、「マトモな神経じゃできないよ」とイチャモンを付けている。
ほっといてくれ!
おまえんちの息子に言ってやれよ・・・って感じだよな。

とゆうことで、謎はすべて解けた!
1月17日付の日記で書いた心の広〜いお客さん≠チてのは、この『くそババア』だ。
コイツの醜い嫉妬が原因だったんだ。

ぼくと話しているときには、「ひとりで生きてきて偉いねえ」とか、「本を出したら一冊買ってあげるよ」とか、調子いいこと言ってるくせに、ろくなもんじゃねえ!
陰では上司に告げ口してやがるし、営業マンにも口上たれてるし、力いっぱい侮辱してたんだ。

やい、くそババア!
おまえなんか人間失格だっ!

それにしても、くそババアがぼくの生い立ちとかまで詳しく知ってるのはどうしてだろう?
その点については前から不思議だったけど、そっちのほうの謎も解けた。
バカ上司がペラペラとしゃべったそうだ。
あんたの部下が証言してるぞ!

あ〜あ、人間失格なヤツがもうひとり・・・。

どうせ長くて7月いっぱいまでの契約だから、なんとでも言ってくれよ。

てゆうか・・・
おまえらさー、ぼくのことがそんなに羨ましいか?
それほどでもないと思うんだけどなあ(…爆)

 ◇ ◇ ◇ ◇

『笑顔が地球を救えなかった日★Part2』
1月17日付日記
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