【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/02/28(月) 夕陽に誓う
 
今日は夜間の宅急便のバイトがオフだった。
17時30分、昼間のバイトを終えると、そのまま帰宅の途についた。
途中、海のすぐ近くにある電車の駅にさしかかったあたりで、左前方にオレンジ色の夕陽が見えてきた。


久しぶりに・・・
でっかい夕陽を近くで見てみよう。


急に思い立ち、ハンドルを左に切った。
そして、夕方だとゆうのに乗降客がほとんどなく、閑散とゆうより、哀しげな駅の駐車場にクルマを停めた。
ほんの10メートルも歩けば、砂浜に下りる階段があり、その最上段に腰をおろした。

今まさに水平線の向こうに沈もうとしている夕陽は、空と海と島々を、はかなく美しいオレンジ色に染めていた。

中学を卒業するまで、晴れた日には必ずこの夕陽を見ていた。
絶望も挫折も後悔もない、希望だけに燃える夕陽を何百回、何千回も見てきた。


あれから10年、いろんなことがあった。

親よりも可愛がってくれたジイちゃんとの死別
大好きだった母ちゃんとの悲しい別れ
絶望の果てに選んだ…ひとりで生きる道

バイトに明け暮れ、全然勉強しなかった高校時代
無残に引き裂かれた涙色の初恋
もう一歩で道を踏み外しそうになった危険な時期

教師になる夢を捨てた日
実ることのなかった…いくつかの恋
大企業への就職と挫折

フリーター稼業への復帰
未来のお嫁さんとの出会い
たった2か月間の同棲時代


そして、ぼくはひとりの女の子を心から愛し、その子をしあわせにしてやろうと決意した。

まだまだ幼稚な25歳。
結婚するには早すぎるような気がしないでもない。

けれども、命には限りがある。
1日でも早く、キミと一緒に暮らしたい。
1秒でも長く、キミのそばにいたい。

ぼくは信じた道を迷わずまっすぐに歩いてゆこう。
これからは、ずっとふたりで・・・。
 


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