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2005/03/19(土)
少年犯罪の陰に少女あり
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これは新しいタイプの少年犯罪じゃないか? 15歳の子どもがここまでやるか〜?
父親の意外な評判…中学生カップル起こした殺害未遂 ↓パソコンサイト!↓ http://www.zakzak.co.jp/top/2005_03/t2005031903.html
兵庫県明石市の市立中学3年の男子生徒と女子生徒(いずれも15歳)が、交際をめぐるトラブルから女子生徒の父親(35)を絞殺しようとした事件は、同じ年ごろの子供を持つ親にショックを与えた。 事件では、女子生徒に妊娠中絶させた男子生徒に対し、念書を書かせたり、男子生徒側に慰謝料を請求した父親の言動がクローズアップされたが、自宅周辺で話を聞くと、「娘思いのよいお父さん」との声が多数を占めた。
≪ZAKZAK 2005/03/19より≫
◇ ◇ ◇ ◇
9年前、当時16歳だったぼくと状況が似ている。 【追憶―つらい過去を抱きしめて―】 http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=2&D=8
殺人未遂を犯した少年と共犯の少女の行動を擁護するつもりはない。 けど、これだけのことをやらかす覚悟があれば、何だってできたんじゃないか? たとえば、彼女を奪い去るとか・・・。
ただし、情熱にまかせて駆け落ちしても、その後しあわせに暮らせるかどうかは本人次第だ。 女の子をしっかり守ってやることができなければ、そして笑顔でいられる家庭を築かなければ、とても勇敢な行動とは言えず、単なる無茶で終わってしまう。
ぼくの場合は、相手の父親に取り付く島も与えられず、「結婚したい」と粘ったら外につまみ出された。 そして、そのまま引き裂かれてただ泣くばかり。 結局、当時の彼女には何もしてあげられなかった。
けれども、あのときの悔しさと惨めさ、やり場のない怒りと悲しみ、その後の慟哭の日々・・・。 それらがぼくの魂の中で昇華して、いまの彼女にやさしくできるんじゃないか(…かなり大げさかな?) 身勝手だけど、今はそう思える。
先日、父ちゃんが大好きな曲で、よく鼻歌で歌っていたあの曲≠ェ有線チャンネルから流れ、歌詞もわからぬまま思わず口ずさんでしまった。
◇ ◇ ◇ ◇
HERO 空はひび割れ HERO 太陽は燃え尽き HERO 海は渇れ果てて 月は砕け散っても
HERO ヒーローになる時 AH HAH それは今 HERO 引き裂かれた夜に おまえを離しはしない
≪甲斐バンドHERO―ヒーローになる時それは今―≠謔閨
◇ ◇ ◇ ◇
ぼくをこの世に送り出してくれたとき、父ちゃんは17歳、母ちゃんはまだ16歳だった。 この曲『HERO』は1979年の年間トップ10に入るほどの大ヒットナンバーで、たぶんふたりが出会った頃の思い出の曲なんだろう。 父ちゃんは冷たい人だったから、ぼくにはあまりいい思い出がない。 しかし、この歌詞のように母ちゃんを愛していたんじゃないか・・・と思いたい。 実家から勘当されても、母ちゃんと共に歩む人生を選んだわけだから。
ところで、事件の被害者となった父親は、近所での評判も良かったとゆうけど、少年に対し慰謝料20万円を要求したり、「今後3年間、交際を続けます」とゆう念書を書かせたりしたそうだ。 他人の目には「良き父親」として映ったかも知れないが、慰謝料を要求しながらも、一方では交際を続けさせようとしたあたり、なんとも不可解だ。 単純に「いい人だったのに・・・」とは、ぼくには思えない。
ただ、おそらく少女の父親は少年のことが気に入っていて、かわいさ余って憎さ百倍・・・そんな感じだったんじゃないか。 しかし、あらゆることに口を出しすぎる父親に、少年と少女がキレて「うざってーから殺そう」と犯行に及んだのであろう。
親の心、子知らず!
事件はこのひと言で語られてしまうんだろうか? 偶然ぼくには似たような経験があるから、どうしても他人事とは思えない。
少女の父親が一命をとりとめたことが、せめてもの救いだ。
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