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2005/03/20(日)
時間旅行 ―がんばっていきまっしょい―
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今日は午前中パソコン遊びをして、午後からは彼女とふたりで散歩をしてみた。 題して【がんばっていきまっしょい】の旅。
ぼくが好きな映画ナンバーワンが『がんばっていきまっしょい』だとゆうことは、皆さんも知っている通り。 この映画のロケ地を訪ね歩いて、ぼく自身の少年時代と重ね合わせる・・・。 旅は旅でも、ほんの束の間の時間旅行だ。
まず、映画について簡単に紹介しておこう。
映画の舞台となったのは、夏目漱石『坊っちゃん』の舞台としても有名な愛媛県立松山東高校(…またまた登場です!) 1977年から78年にかけて、主人公☆悦子(田中麗奈ちゃん)とその仲間が繰り広げた青春ドラマを描いている。
しかし、映画の中では伊予東高校とゆう…いかにもありそうで実は存在しない…架空の校名になっていたのが残念だ。 噂によると、これは愛媛県教育委員会から横ヤリが入ったからだとゆう。 特定の公立高校のイメージがアップしてはイケないのだろうか。 もともとイメージの良い、県内屈指の進学校だから、そんな心配はいらないと思うのだが・・・。
◇ ◇ ◇ ◇
映画のあらすじは・・・。
高校入学を間近に控えた悦子は、ある日海に行き、夕日に向かいスイスイと漕ぎ進むボートを見て痛く感動する。 そして、入学後たったひとりで女子ボート部を創設する。 しかし、メンバーが集まらない。 焦った悦子は「新人戦までだから、何とかお願い!」と頼みこみ、やっとの思いでメンバー4人をかき集め、自分を含めた5人でなんとか出場を果たす。 が、結果は無残な予選敗退。 圧倒的ぶっちぎりのドベ(…標準語でビリの意味)に終わり、とんでもない罵声まで浴びせられる。
これで闘争心に火が付いた東高女子ボート部は、世界選手権出場経験のあるコーチ晶子(中嶋朋子)を招き飛躍を期す。 ところが、肝心の晶子に全くやる気が感じられず、部員たちは肩透かしを食らった感じでギクシャクしてしまう。 さらには、悦子が腰を痛めて部活から遠ざかる。
壊れかけた悦子の気持ちを引き戻したのは5人の熱い友情であり、晶子との意思の疎通であった。 悦子は復帰を果たし、晶子は人が変わったように熱心な指導を始める。
そして1年後、2度目の新人戦で初勝利を挙げ、予選を突破! 夢見ごこちで決勝へと進む。 「ひがしこー、がんばっていきまっしょい!」 「しょい!!」 自分たちを励ます東高独特のエールが力強く美しい。
だが、悦子は苦しさのあまり、頭の中が真っ白になる・・・。
結果はレンタルDVDを見てのお楽しみとゆうことにしておこう。 ラストシーンの夕日が実に見事だ!
◇ ◇ ◇ ◇
このように、話の展開は単純なスポ根ドラマだ。 が、ボートに青春を賭けた少女たちのまっすぐさ、純粋さ、素朴さが胸に心地よく響いてくる。 何度観てもゲンキ!ゲンキ!にしてくれる青春映画だ。
『がんばっていきまっしょい』は、97年8月から10月にかけて愛媛県内各地でロケが敢行され、98年9月、まず地元松山で公開。 10月からは全国公開された。 地味な映画だから記録的な大ヒットとはならなかったが、ぼくの心の中には永遠に残る作品となった。 主演の麗奈ちゃんは、フシギにキュートな演技が認められ、その年度の新人女優賞をほぼ総ナメにした。
撮影当時、高3だったぼくが住んでいた場所のすぐ近くで何度かロケが行なわれたため、幸運にもぼくはナマで麗奈ちゃんに遭遇することができた。 一度は握手してもらうことにも成功している。
だから、ぼくが一番好きな女優は、『がんばっていきまっしょい』の悦子を演じた田中麗奈。 一途なぼくのこと、これは一生変わらない。
なお、原作は第4回坊っちゃん文学賞の大賞受賞作で映画と同タイトル小説。
≪続く≫
◆時間旅行2 ―青春の駅― http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=3&D=29
◇ ◇ ◇ ◇
【ゆうやより】
次回からは、この映画のロケ地の写真に沿ってぼくの少年時代を振り返ってゆきます。 ではでは、次回からの時間旅行、ぜひお楽しみに・・・。 ただし、不定期連載ですよ(…笑)
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とりあえず今日は【オレンジの海】をどーぞ! 毎日夕方になると、ヒロイン悦子がやってきてボートの練習に明け暮れた海です。 青春の汗と涙、そして希望と勇気・・・そんなカンジかなあ。 中坊の頃、ぼくも毎日この海を眺めたものです! 自画自賛だけど、なかなかイイ写真♪ ↓オレンジの海↓
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