【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/04/02(土) 刺激がほしけりゃ・・・バカになれ♪〓後編〓
 
前編を読んでない人は、そっちから先に読んでくださいねっ!

刺激がほしけりゃ・・・バカになれ♪〓前編〓
↓さーさークリック↓
http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=4&D=1


――――――――


昼時になり、ぼくと亀井さんはラーメン屋に入った。

亀井さんはとんこつチャーシュー≠ニチャーハン≠「ずれも大盛り、ぼくは平凡にみそラーメン≠注文した。
この男、さすがに身体がデカイだけあって、ナニワ金融メガネを曇らせながら、アブラギッシュな顔して食うわ、食うわ。
みそラーメン一杯だけを食べるのに悪戦苦闘しているぼくを尻目に、あっとゆう間に大盛り2品目を平らげた。

大食漢のスピードが速いのも事実だけど、ぼくが極端に遅いのもまた悲しい事実。
ホントのことをゆうと、ぼくはラーメンが苦手で、熱い麺を思いきってすすることができない。
喘息持ちのぼくは、熱い空気が気管に触れると、それだけで激しく咳きこんでしまうからだ。
そこで、力いっぱいあひる口≠しながら、クチビル☆パワーと割り箸で麺を送り込むカンジになる。
ラーメンが少し冷めてくるまでは、そうするしかない。

「おまえ、食うの遅せえなー」
亀井さんはタバコをくゆらせながら、手持ち無沙汰に待っている。
「ぼく喘息だから、普通の人みたいにラーメンをズルズルっとすすれないんですよ」
「ふ〜ん」

せっかく持病をカミングアウトしたのに、
「そんなことより、なあ、ゆうや。俺の話・・・聞いてくれる?」
亀井さんはあっさりスルー。

(そんなことよりって・・・そんな言い方ないでしょ!)

「いいっすよ。でも、どんな話ですか?」
相手がかなり退屈している様子なので、ぼくはみそラーメンを食べながら話を聞くことにした。

(聞くだけなら、まいっか)

そして、ナニワ金融メガネくんのおぞましい独白≠ェ始まった。

 ◇ ◇ ◇ ◇

俺さー、22で結婚したんだ。
嫁さんは6つ年上。
高3のとき、行きつけのスナックで知り合った。

(・・・おいおい!)

高校生のときから、彼女(現在の奥さん)がいるのに、フーゾクとかバンバン行ってたんだ。
平気でナンパもするし。
とにかく女を見るとやりたくてさー。
ガマンできねーんだな、これが。

(・・・言わなくてもわかるって!)

彼女は俺のそうゆうとこ知ってんだ。
全部知ってて、それでも結婚したんだよ。
まあ、惚れられたほうの強味ってやつかな。

(・・・自慢かよ!)

んでー、結婚して何年か後に毛ジラミ≠ノなっちゃった。
フーゾク嬢にうつされたか、ナンパした女にうつされたかは分かんねーけど。
あんときはもうマジ弱った。
嫁さんにうつしちゃマズイから、治るまでやれないだろ?
でも、ひたすらやりてーし。
それもまあ、言ってみれば男の勲章だよな。

(・・・そんなのが男の勲章なんかじゃない!)

ところで、ゆうやはウブなカンジだから、結婚する彼女が初めて知った女なんだろ?
えっ!違うの?
まあいい・・・見栄を張っても、どうせ2、3人ってとこだろうからさー。
俺なんか、両手両足で5回数えても、たぶん足りねーなあ。

(・・・あの〜、勝手に決め付けられたくないんですけど!)

なあ、おまえもさー、もったいないぞ。
せっかく男に生まれてきたんだから、手当たり次第にやりまくらなきゃ。
おまえが声掛けさえすりゃ、いくらでもついて来るだろ?
もっと度胸つけろよ。

(・・・そんな度胸ならいらねーってば!)

もしかして、おまえ、フーゾク行ったことねーの?
やっぱりそうか。
今度俺が連れてってやるよ。
靴下と靴だけ履いて、あとはスッポンポンになって・・・あんなこと、こんなこと。
チョー気持ちいいぞ〜。
結婚する前にちゃんと社会勉強しとけって。

(・・・靴下と靴を履いてることに意味あんのかなあ?)

刺激がほしけりゃ・・・バカになれ♪Ah ha ha♪
しっかし、いい歌だな〜『ロコローション』

(・・・あーあ、大好きな曲なのに、おまえなんかが歌ったら台無しだ!)

 ◇ ◇ ◇ ◇

ちなみに、亀井さんちには4歳と3歳のいずれも女の子がいる。
この人とは住む世界が違うとゆうか・・・、ぼくの価値観ではフシダラすぎるとゆうか・・・とにかく許せない。


「ぼくはお嫁さん一人を一生愛し続けてゆくんだっ!」
と、強く強く誓うのである。
それこそがぼくにとっての男の勲章≠ネんだと思う。

そのことを亀井さんにゆうと、
「ガキくせーこと言ってやんの!バッカじゃねーの?」
と、爆笑されてしまった。


どんなにバカにされようとも、ぼくはいつまでも純粋な少年の心を持ち続けようと思う。


≪おしまい♪≫
 


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