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2005/04/03(日)
さくら(独り咲き)
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午前中に桜の写真を撮ろうと思い立ち、デジカメ片手に、ひとりクルマで市内有数の桜名所に飛んでいった。 しかし、毎年この時期には満開なはずの桜が咲いてない! それでも、公園の有料駐車場は午前11時の段階でほぼ満車状態。 家族連れの父親としては、桜の花はなくとも、お弁当を用意してこんな僻地までやって来たからには、予定を遠足に変更してでも決行するしかないのだろう。 中には花より酒≠ェ目当ての人もいるはずで、帰り道、どうか飲酒運転だけはしないように・・・と願うのである。
さて、ぼくは秘密の路地から回りこみ、公民館前の無料駐車場(じゃないけど・・・まいっか)にクルマを停めた。 そこから20メートル歩くと、桜の木が4〜5本だけある…高さ6メートル程度の小さな小さな山がある。 公園からは200メートルしか離れていない。 昔も今もちょっとした秘密の桜スポットになっていて、ここでお弁当を広げるグループはいない。 10年前までなら毎年、ジイちゃんや家族と花見をした思い出の場所だ。
しかも、幸運なことに、ここにはたった1本だけだが、3〜4分咲きの桜があった!
ところで・・・ ケツメイシの『さくら』が今年最大のヒット曲となりそうな勢いで売れ続けている。 スイート&ノスタルジックな歌詞がメロディとマッチしていて、かなり好きな曲だ。
去年は河口恭吾の『桜』がもうひとつのさくら≠ニして大ヒットになった。
最新のヒットチャートでは、嵐の『サクラ咲ケ』がナンバーワンをゲット。 男性アイドルは許せん!・・・そんな感覚はぼくにはない。 アイドルにはアイドルの良さがある・・・と理解しているつもりだ。
が! 「嵐の中では二宮くんがイイな」 ってなことを彼女がゆうと、そんな寛大な精神がふっ飛んでしまう。 「えーっ!マジ?こんなヤツのドコが?おまえ、そーとー趣味わりーよ」 日本男児らしく堂々とヤキモチを焼き尽くすぼくがいたりもする。
そんなとき、彼女はぼくに優しくゆう。 「でも、さやかはゆうやくんのほうが・・・・・・と思う」 ただ、ぼくとしてはこのひと言で機嫌が良くなったと思われるのは、なんとなく寒い気がする。 「いやいやいや〜、それほどでもねーよ」 と言って、うれしい気持ちをゴマかしたりもする(バレバレだけど…笑)
かなり脱線気味なので、話を元に戻そう。
ぼくは『さくら』が付くタイトルの曲の中では、森山直太朗の名曲『さくら』が一番好きだ。 1番の歌詞は有名すぎるので、2番の歌詞を引用してみよう。
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今なら言えるだろうか♪偽りのない言葉 輝けるキミの未来を♪願うホントの言葉 移りゆく街はまるで♪ぼくらを急かすように
さくら♪さくら♪ただ舞い落ちる いつか生まれ変わる♪瞬間を信じ 泣くな友よ♪いま惜別の刻 飾らないあの笑顔で♪さあ
≪森山直太朗さくら≠謔閨
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ぼくは直太朗の『さくら』を聴くとき、いろんな場面を思い描くのだ。
卒業のとき・・・明日から遠く離ればなれになる愛しい人に。 同じく・・・些細なことがきっかけで心がすれ違ってしまったあの友に。 告別式で・・・大切にしていた家族や親友に。 60年前の戦争のとき・・・美しい国土と愛する者を守るため、私心を捨てて出撃する若者に。
ぼくは・・・ いまなら言えるだろうか? 母ちゃんと父ちゃんに・・・。 「ぼくを生んでくれてありがとう」と。 偽りのない言葉で言えるだろうか?
来月結婚することを、1日も早く連絡しなければ・・・。 そう思いながらも、時は容赦なくどんどん過ぎてゆく。 この桜が散ってしまう前に、早く連絡しなければ・・・。
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[イメージ]画像は 【さくらの花】 もちろん今日撮ってきた写真です! ↓さーさークリック↓
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