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2005/05/04(水)
平家伝説☆浪漫飛行2 〓桜伝説〓
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平家伝説☆浪漫飛行2 〓桜伝説〓
『五色浜伝説』のお話の続きです。
まだ読んでない人は、 ▼ココからどーぞ▼ http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=5&D=3
◇ ◇ ◇ ◇
一方、一人の姫と一人の坊は、同じ家に引き取られていた。 子宝に恵まれなかった老夫婦に、まるで我が子のように可愛がられた。 だが、この夫婦は、しあわせが一時のものであり、いつかは源氏の追手が迫ってくることを予見していた。 そこで、五人の少女が海に身投げをするわずか5日前、家屋敷を引き払い、険しい四国山脈の秘境、現在の高知県吾川村へと移り住んで行ったのだった。
人里離れた山奥の小屋で、家族4人は山菜を摘み、イノシシを狩り、そんな自給自足の生活をしながら、平凡なしあわせに包まれて暮らした。 やがて、16歳になった坊と姫は恋を知り、老夫婦に自分たちが幼い頃からのいいなずけ≠ナあり、その約束通り結婚したいと申し出た。
これを聞いた老夫婦は、互いに手を取り合って喜んだ。 「将来この子らが結婚してくれたら、どんなにいいだろう」 口に出してゆうことはなかったが、二人はそう考えていたのだ。
何年か後、姫は玉のような男の子を産んだ。 どこまでも青い空、深い緑に囲まれた大自然の中。 男の子は両親と祖父母の愛情を一身に受け、心優しい子に育った。
家族のしあわせぶりは、狩りに訪れた猟師によって山裾の集落に伝えられ、何組かの家族が移り住み、小さな集落が形成されたとゆう。 ぼくのジイちゃんの故郷、高知県吾川郡吾川村桜の歴史は、こうして始まった。
この集落の存在は、明治維新の頃まで村外の者に知られることはほとんどなかった。 けれども・・・平家は滅びぬ! 四国の大秘境で、平家の人たちはひっそりと生きてきたのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
ぼくと彼女は夢見ごこちのまま、27世紀型タイムマシーンデロリアンパンマン号≠降りた。
彼女がぼくに聞いてきた。 「あの坊やと姫の名前だけど、なんだったと思う?」 「ゆう坊とさや姫だったらいいのになあ」 ぼくは思ったままを口にした。 「じゃあ、さやかはゆうやくんと800年前にも結婚してるの?」 「うん。初めてさやかを見たとき、ずうっと前に会ったことがあるような・・・そんな気がしたんだ」 「うれしい!絶対そうだといいね」
こうしてぼくらは5月3日の文化の日、平家村を訪ねてみようとゆうことになった。
≪続く≫
▼続きはココ 第3話◆軍艦岩 http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=5&D=10
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[イメージ]画像は・・・ 桜集落です!
ケータイは横向きで ▼さーさークリック▼
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