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2005/06/20(月)
時間旅行6 〓ボート部艇庫〓
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久しぶりに『涙の渡し船』を見て、悲しい思い出にどっぷりと浸ったあと、港山駅へと引き返す。 踏み切りのすぐ手前の路地を西に曲がり、100メートルほど歩を進めると左手に「Blue Angel」とゆう名のリゾート☆マンションがそびえ立っている。 ブルーメタリックな外壁と曲線美溢れるシルエットは、都会じゃ珍しくもないだろうけど、この辺りじゃ突拍子もなくモダンな(…いまや死語か?)建築様式なのだ。
「こんなきれいなとこに住んでみたい!」 ゆうや少年は超レトロなあばら屋に住んでいたから、このマンションを見上げるたびにそう思ったものだ。
ブルーエンジェルを左に見ながら、なおも道沿いに歩くと、突き当たりに民家があり、そこを右に左にくねくねっと曲がると、すぐに砂浜に出る。 砂浜に出て5〜6歩進み、左を振り返ると、そこに松山東高ボート部の艇庫がある!
しかし、この艇庫は映画の撮影には使用されなかった。 たぶん1977年当時の面影が残っていないからだろう。 隣の新田高校の艇庫がどうしても映ってしまうのと、ブルーエンジェルにいたっては77年当時にはなかった建物だから、仕方がなかったのかも知れない。
◇ ◇ ◇ ◇
オープンセットの艇庫は、今治市(旧越智郡大西町)の鴨池海岸に建てられ、女子ボート部員が日々練習に打ち込むシーンとともに撮影された。 鴨池海岸は松山市から北東へ30キロほど離れたところにあり、夕陽のきれいな場所として有名だ。 しかも、映画「がんばっていきまっしょい」のロケ地の中では、撮影にもっとも多くの時間を費やした場所でもある。 だが、ぼくにはなんの縁もゆかりもない。
と思いきや、実はぼくの父ちゃんは、この海岸のすぐ近く「星の浦」とゆう集落の出身なのだ。 水泳が大の得意だった父ちゃん。 子どもの頃には夏の日にこの海岸で毎日のように泳ぎ、まっ黒に日焼けしていたにちがいない。
≪続く≫
◆時間旅行7 ―父ちゃんの歩んだ道― http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=6&D=21
↓第1話から読む!↓ ◆時間旅行1 ―がんばっていきまっしょい― http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=3&D=20
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[イメージ]画像・・・ 画面中央やや左、ココア色の建物が松山東高艇庫! ケータイは横向きで♪ ↓さーさークリック↓
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