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2005/06/26(日)
逆転!勝訴ストリップ ―初めての夫婦ゲンカ―
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ぼくとさやかの初めての夫婦ゲンカは、新婚旅行から帰ってきた翌日。 彼女に過去の日記を読まれてしまったことが、事件の発端だった。
■「舞姫」前編 ―なぜかミュージック♪アワーなのだっ!― http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2004&M=11&D=12
■「舞姫」後編 ―ジイちゃん、ぼくは汚れてしまいました― http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2004&M=11&D=13
読んだことがある人なら知っているだろう。 宅急便の仕事でストリップ劇場へ行ったときの話だ。
◇ ◇ ◇ ◇
「これマジ?日記に書くほどうれしかったん?」 彼女の追及が始まった。 「やばっ!いや、それはちょっと・・・・ちがうんや」 予想もしなかった出来事に、ぼくはしどろもどろになってしまった。 「ちゃんと答えて!うれしかったん?」 「そんなんじゃねーってば!仕事でしかたなく行っただけやけん、うれしいはずなんかないやろ」 「ホントに?」 「うん。そんなん当たり前やないか」 これで一件落着、許してもらえるものと思っていた。
が! しばらくして、彼女が思い出したように聞いてきた。 「ねえ、この人の・・・・見たん?」 「まあそれは、目に入ったとゆうか・・・・そんなカンジ」 ホントは見てないと言えばよかったのかも知れないけど、女心が読めないぼくはかなり正直に答えてしまった。
「そんないやらしいことをゆうやくんが・・・・信じらんな〜い」 純情まっすぐな彼女にとっては、ぼくが他の女性の裸体を見たことがよほど悔しかったのだろう。 大粒の涙をポロポロこぼし、わんわん泣き出してしまった。 「ストリップを見るつもりで行ったわけじゃないんだよ・・・・でも、ゴメンね」 ぼくはそう言いながら彼女を抱きしめようとしたが、思いきり突き飛ばされた。 「不潔〜っ!!さわらんといて!」 そのあとはもう何を言っても許してもらえなかった。 さらに、その後ほとんど丸2日間、まともに話をしてもらえず、さわるなんてとんでもないことだった。
その間、彼女は他にも自分が知らない変なことを書いてないか気になり、入念に日記を読み進めたみたいだ。
そして3日目の朝、出勤前の仕度をしているとき、突然ぼくに話しかけてきた。 「ちょっといい?」 「なに?」 ぼくはドキッとした。 またやばい発見をされたのかと気が気じゃなかった。
「さやかのこと好き?」 「うんっ。大好き♪でも、なんでそんなこと聞くん?」 やれやれ・・・・。 そろそろ仲直りしたいってことか。 「ゆうやくんの日記読んで、さやかのことをちょ〜愛してくれてるのがわかった。それで聞いてみようかなって」 数十本にも及ぶのろけ日記≠ニさやか賛歌≠ちゃんと読んでくれたのだ。 「俺ってすごいやろ?びっくりしたか?」 「うん♪ちょ〜感激した。ゆうやくんのお嫁さんになれてよかった」 「俺も・・・・」 ぼくらは2日間の冷戦を思い出して笑いあった。
とゆうことで、やっと新婚気分に戻れた【逆転!勝訴ストリップ】? 裁判所の前にテレビ局のカメラを呼び、「勝訴」のハチマキをして踊りたい。 やっぱ・・・・必ず最後に愛は勝つ!! そうゆうことなのだ。
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