【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/07/21(木) ドラマ【がんばっていきまっしょい】第三艇
 
中田三郎役の内博貴が降板し、彼の出演部分がカットされた第3艇。
「番組を見ること自体やめようか」と思ったけど、やっぱり観ずにはいられなかった。
ぼんやりとテレビの画面を「見た」んじゃなくて、出演者の表情やひとつひとつのセリフをかみ締めながら「観た」のである。
また、「感想を書くのはもうやめようか」とも思ったけど、いまこうして溢れる思いを綴っている。

第3艇もよかった!!
主要キャストを欠いた影響など、まったくなかった。
事件前に撮影されたフィルムを編集しなおしただけだから、当然といえば当然か(…笑)

さて、今回いちばん感動したのは、新人戦のレースだ。

スタート前、いきまっしょいガールズは、いきなりボートをスタート台にガツンとぶつけ、他チームの失笑を買った。
スタート後もオールが揃わず、隣のレーンのボートと接触しそうにもなった。
そして、現在の実力通り、見る見るうちに他の2艇から引き離されてしまった。

「最悪や!あの子たちにはまだ無理や」
と、観客席でそれを見ていた大野仁美(石田ゆり子)がつぶやいた。
しかし、それを聞いた根本満(小日向文世)がこう言った。
「あるのはゴールのゴール。スタートのゴール。ふたつだけ」
「どうゴールするかは、あの子ら次第や」
根本はこの試合の勝敗よりも、むしろ次へのステップとなるゴールを期待していたのだ。

なんとゆうか、愛情がいっぱいこもった深いセリフ!
まずは根本のこのセリフに、ぼくはチョ〜感動してしまった。

遅まきながら調子が出てきた松山一高ボート部は、徐々にスピードを上げていった。
が、それも束の間。
利絵がシートを飛ばし、真由美がオールを流してしまう。
一高関係者が祈るように見つめるなか、途方に暮れるいきまっしょいガールズ≠ノは、もはやなす術がないと思われた。

「棄権しますか?」
近づいてきた審判艇の問いかけに、キャプテン悦子は「はい」とうなづきかけた。
そのとき!
悦子が観客席を見やると、父幸雄(大杉蓮)が「みっともないレースしよって!」と去ってゆく姿が見えた。
そのとたん、全身から悔しさが溢れ出してきた。

「ホントはサボっとったんよ・・・」
悦子は特別メニューの練習を、実はサボっていたことを仲間に告白した。
「みんなにウソついた。ここでやめたらホントに負けや」
「もう逃げんよ。がんばっていきまっしょい!」
悦子はひとりで敢然とボートを漕ぎ始めた。
熱い気持ちはみんなに伝わり、一高のボートはフラフラとゴールへ向かい滑る。

期せずして湧き起こる手拍子!
判官びいきな日本の心、敗者にも美学を見い出す清らかなシーン!(…涙また涙です)
会場を包みこむ異変にハッとして振り返る幸雄の表情・・・さすが名優大杉蓮ってカンジかな。

こうして悦子たちは、次なる一歩を踏み出すスタートのゴール≠したのである。


 ◇ ◇ ◇ ◇


ぼくは第3艇を観て、小5のときの運動会を思い出した。
町別対抗リレーの予選で転倒したときの父ちゃんの言葉と、幸雄の冷たいセリフがオーバーラップしたからだ。
あの日、父ちゃんは運動会の途中で家に帰ってしまったけど、決勝でのぼくの活躍をホントはどこかから見てくれていたのかも知れない。
父ちゃんに対してこんなふうに温かい気持ちになれたのは、たぶん初めてのことじゃないかな。

それにしても、高校を卒業してまだ7年しか経たないのに、ここまで懐かしく感じるのはどうしてだろう?
なんでもないシーンで突然涙が溢れてくるのは、舞台になっている学校への思い入れだけじゃないような気がする。
かなり苦難の道だったけど、それでも、いまより純粋だったハイティーンの頃のシーンが、一瞬のうちにフラッシュバックで蘇えるからだ。

もっとぼくはぼくでありますように!
そう願う者の背中をそっと押してくれる優しさ。

ぼくがぼくであるために生きよう!
迷いながらも自分の道を探し求める力強さ。

ドラマ「がんばっていきまっしょい」を観るたび、優しさと強さがぼくの胸に響いてくる。


 ◇ ◇ ◇ ◇


【関連記事】

◆第2艇
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◆悲しい気持ち・・・マジ★ブルー
http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2005&M=4&D=27
小5の運動会の思い出!ぜひ読んでやってくださいねっ。
 


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