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2005/07/04(月)
少年の瞳
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昇る朝陽にきょう一日のゲンキを誓わず 沈む夕陽にきょう一日の無事を感謝せず ただ平凡に生きるとはそうゆうことなのか
あきれるほどの飽食と装飾に浸りながら 道で戸惑い果てる友に差しのべる情けもなく 美しく生きるとはそうゆうことなのか
ひそやかに咲く花を見て勇気を得られず はるか時空の彼方へ飛ぶ鳥に夢を追わず 時の過ぎゆくままに生きるとはそうゆうことなのか
まちがっている者に「それはちがう」と言えず 理不尽な通告にも迷わず自分を押し殺す 上手に生きるとはそうゆうことなのか
額に汗して働くことを善しとせず 泥をかぶり働く者をあざ笑いつつ 大勢で甘い水のほうへ群がることが正義なのか
心のままに生きたいと叫びながらも 傷つくことを怖れ陰と日なたの狭間をすり抜ける 清濁併せ呑むことだけが大人の証しなのか
ぼくが生きている意味なんてちっぽけなものだ
それでも・・・ 誰かを愛していたい! 誰かに愛されたい!
純真な少年の瞳で ぼくのゆく道を見つめていたい
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