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2005/08/24(水)
前略かあちゃん ―母性の時計は止まらない―
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【作詞 ゆうや】
前略かあちゃん
お元気してますか? 泣き虫ぼくは良い子です
最近ずっと喘息発作も休憩ちゅう 大丈夫!そんな心配ないから
ひとつ気がかりなのは・・・ 彼女のかあちゃんが ぼくらがつきあうことに突然難色なんです
ぼくが学校やめると町じゅうの噂 面白おかしく伝わって
ふたりは真剣だから まあ、なんとかなるでしょ
じゃあね、また連絡するから待ってて♪
前略かあちゃん
誕生日おめでとう♪ 全力ぼくは勤労少年
CDショップのバイトにもだいぶ慣れたし プレゼントの赤いサイフ・・・気に入った?
でも危険な兆候 彼女の門限がバリヤバなんだ 夕方5時!デートもできやしない
ぼくが学校やめたと過去形のニュース いい加減にしろ!って感じ
彼女が店に来てくれる 学校帰り手紙を持って
ほかの子にわき目もふらず・・・ぼく一途
前略かあちゃん
ぼくだけのかあちゃん♪ 離れてたって親子だよね?
新聞配達のバイトも始めたよ 切れた定期じゃこわいから・・・やっぱり
学校も休まず行ってる 先生の声お経に聞こえる 急降下順位の傾向と対策だって
あのさ・・・男といるって聞いたけどホント? ウソだよね?ちがうよね?
ぼくをひとりにしないで 身体ギリギリ気持ち限界
必ずぼくを迎えにくるって言ったじゃん!
前略かあちゃん
仲良くしてますか? ぼくの知らないあの人と
父ちゃんに大事にされなかったぶんも 今度こそゼッタイ笑顔でいるんだよ
こちらゲキヤバ★マジブルー 彼女の父ちゃんに呼び出し食って 無理やり別れろと言われちまったよ
そうゆう家庭の子はダメだと殴られて 絶望たぶん消えたいかも
ぼくはちっともグレてない もうこれ以上がんばれない・・・
チキショー!全部あんたのせいだからな!
前略かあちゃん
しあわせそうですね? ぼくはトンデモ不しあわせ
ほかのみんながすっげー羨ましいです なんでぼくだけ?チョー進学校なのに
勇敢に疲れました ぼくはもっと強いはず!乗り越えるさ! 誓うほどにボロキレみたいなぼくがいる
将来のことなんていま思考停止ちゅう どうでもいいよテキトーで
さっぱり人が信じられない マジメに生きているのにね
苦しいからもう二度と電話しないで!
こんな時代もあったよなあ ひとりで生きたほうがマシ ゲキカラまんじゅうかじりすぎたよ
でも人間ひとりじゃ生きられないね いろんな人に支えられ励まされ 母性の時計の祈りはやまず
ざんげのハートでこの詩うたうよ♪ 振り向いて聴いてよ!かあちゃん 正直ゆうと会いたいです!!
かあちゃん・・・お願い かあちゃん聞いてよ! 以心伝心きずな信じて
やったぞ♪かあちゃん
ひっさびさ☆かあちゃん! 満面の泣き笑いだね
旅立ちの日に来てくれて感謝です 涙くん乾杯・・・舞台は正夢??
あのときはゴメンなさい なんてゆうか・・心のなかではずっと・・ 晴れ姿おそろしいほど似合うでしょ?
人がいっぱい見てるから 頭なでなで恥ずいけど・・・ もっと♪もっと♪もっと♪
この子がぼくの天使なんだよ 全身全霊お嫁ちゃん
これからも見守っていてくださいね
いまぼくはしあわせです 愛し愛される心 尽きない魂に触れたから
ぼくにこの命を授けてくれた人 それはかあちゃん ありがとう!ありがとう! ほかの言葉は必要ないね
命の御礼にこの詩うたうよ♪ 神話のミコトも踊りだす でっかい声で・・・ありがとう!!
拝啓かあちゃん PSかあちゃん 離れていても親子だよ♪
ハロー♪かあちゃん ひとまずバイバイ 同じ空の下しあわせになろうね♪
◇ ◇ ◇ ◇
【解説】
少年が物心ついたときから、少年の両親はずっと不仲でした。 少年が15歳の秋、「必ず迎えにくるからね」と言い残し、母親は家を出てゆきます。 ほどなく父親も新しい恋人≠フもとへ。
少年は、父親とその恋人が住む家で生活を始めます。 しかし、少年は新しい母親に馴染めず、実の母親との思い出が残されているあばら家に戻ります。 「戻ってこい」とゆう父親の勧告を無視した少年は、父親に公共料金を払ってもらえなくなり、自立する決意をします。
バイト先を見つけ、ぼろアパートに引っ越し、一生懸命生きている少年。 ところが、中学時代からつきあっている彼女の両親が態度を変えはじめ、悲恋の末に幼い約束≠した彼女と引き裂かれてしまいます。 そして、実は母親にも新しい恋人≠ェいたことを知ります。
大人の都合で翻弄され、疲れ果ててゆく少年。 母と子の絆はどうなるのでしょう? 少年がたどり着いた先で見た光とは、一体なんだったのか・・・?
こんなふうなことを頭の片隅に入れて読んでいただくと、この詩の世界がわかりやすいと思います。
あと、ラップ調で読んでくださいねっ♪
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