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2005/08/04(木)
裸の女神・・・じゃなくて大菩薩峠だった
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ゆうべの仕事中に、ちょ〜キモイ物を見てしまった。 いつかはこうゆうことがあるかも知れないと思ってきたけれど・・・。 ついに来た・・・ってカンジで、笑いたいけど笑えない(…泣)
ゆうべ8時頃、ぼくは三輪バイクに乗ってメール便ライダーをやっていた。 三輪バイクってのは宅配ピザ屋さん≠ェ乗っている、あのバイクのことだ。 メットをかぶり三輪車(…じゃないってば!)にまたがると、はるか幼児の昔に戻れるような気がしてくる。 ジイちゃんが買ってくれた三輪車が懐かしい。
みんなは三輪車を小バカにするけど、バイクはバイクなんだ! 狭い路地へも入ってゆけるし、クルマとちがってどこにでも止められる。 そのうえスタンドを立てなくても転倒しないとゆう長所があるから、頻繁に乗り降りするメール便ライダーには向いている。
地方都市で宅急便を配ると、1軒あたり1個と仮定して、1時間に20個前後がやっとだ。 ところが、メール便だと1時間に100冊近くも配ることができる。 メール便の作業は郵便受けに投函するだけで、宅急便のように家の人をインターホンで呼び出し、受領印を押してもらったりする時間がかからないから、圧倒的に早いのだ。
そんなわけで、ぼくは気持ちよく風を切り、快調に仕事をしていた。 しかし、1軒だけ投函先不明な家があった。 そこには3軒並んでいる長屋があり、どこにも表札が掛かってなくて、該当する家がどれなのかを特定できなかったのだ。
こうゆうとき、ぼくはどこでもいいから在宅中の家のドアをノックして、出てきてくれた人に聞くことにしている。 「すいませんが、ちょっと教えてください。斉藤さんちはどこですか?」ってな具合に。 「ウチやがね」と、ズバリ当たる場合のほうが多くて、これはけっこう不思議とゆうか、嗅覚が冴えているとゆうべきなのか。
そして・・・。 ゆうべは、3軒長屋の真ん中の家のドアが、大きく開け放たれていた。 夜になっても暑いからだろう。
ぼくは入口に施してある網戸越しに呼びかけてみた。 「こんばんは。斉藤さん(もちろん仮名)ちはここですか?」 テレビはつけているけど、部屋の明かりを消しているから、中の様子がハッキリとはわからない。 力士体形のオバさんがひとり座っていて、テレビを見ているのはわかった。
が、「うん」とも「すん」とも応答がなくて、もう一度・・・。 「すいません。斉藤さんち・・・」 と言いかけたぼくは次の瞬間、言葉を失った。
「ちがう!」 そう言って体ごと振り返ったオバさんのチョー巨大おっぱいが、テレビの放つ逆光に浮き上がり、ぼくの目に飛び込んできた!! それは、まるで裸の女神か? いやいや、女神なんてもんじゃねーっ! 菩薩さまだ!
「うわっ!ゴメンなさ〜い」 ぼくは100メートル11秒台の全速力で、その場から駆け去ったのである。 (…心の臓がバックバク!)
そして、バイクの後ろの荷物ケースには、未配達のメールが1冊だけ残された。 不慮のアクシデントに見舞われたのは事実だけど、プロとしてこのままセンターに帰るのは悔しい。
そこで、ぼくは斉藤さんちをゼッタイに突き止めるべく、再度チャレンジすることに決めた。 今度は両サイドのどちらかの家で聞いてみよう。 女体菩薩さまに発見されてはイケないから、抜き足差し足で恐るおそる近づいてみた。 捕まったら最後、から揚げくんにして食べられそうな妖気が、あたり一面に漂っていた。 (…JARO審査済み!) オシッコちびりそう・・・でも、やめられない変な感じ。
大菩薩峠の左隣のドアをノックしようとしたとき、右目の視野に郵便受けが入ってきた。 そこには「斉藤如来」とマジックで書かれていた。 なんだ!大菩薩峠のオバさんこそが、探し求めていた斉藤如来さんだったんだ!
でも、ぼくに「ちがう」とウソをついたのはどうしてだろう? 暗がりで逆光の悪条件ではあっても、ナマおっぱいをモロ見られたからなのか? うーん、最初から郵便受けを探していればなあ・・・。 申し訳ないことをしてしまった(…ゴメンなさい)
それにしても、あーあ、食欲がない。 人並みに「しあわせ太り」を患いた〜い! なんてことを考えてる・・・今日このごろ。
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