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2006/01/17(火)
時の横断歩道 ―懐かしい恋の詩―
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『時の横断歩道』
ケータイ片手に白い息の学生が行き交う♪駅前の横断歩道で偶然キミを見つけた
頼りなさげな眼差しはあの頃のまま♪ずっと以前に忘れたかった♪懐かしい痛みがこみ上げてくる
あれから何年たつんだろう♪この駅でぼくを待っているのは
変えようと思わない制服姿♪永遠に少女のままのキミ
ゲンキなのか?♪いまどうしてるの?
声かけようか?どうしよう
ケータイ見るフリ・・・蒼い息でキミの横すれ違う♪背中からぼくの名を呼ぶ明るい声が聴こえる
素直で優しい眼差しはあの頃のまま♪ずっと昨日も忘れなかった♪輝いた季節にタイムスリップ
あれから7年たったんだよね♪この駅でキミを待たせたのは
変えることができない学ラン姿♪永遠に少年のままのぼく
ゲンキそうだね!♪いま?んー見た通り!
声かけてくれてありがとう
横断歩道のまんなか信号が赤に変わり♪冷たく乾いたクラクションが追憶の両岸にぼくらを引き離す
手を振るキミにぼくも応える
さよなら・・・今日のキミ♪さよなら・・・昨日のぼく
帰りたくても帰れない♪時の河には橋がない
だから想い出はいつまでも優しくて♪ちょっぴり痛い友だちなんだよね
作詩 ゆうや
◇ ◇ ◇ ◇
【いちおう解説文】
去年の春、高2の頃までつきあっていた初恋の彼女と何年かぶりに再会しました。 この詩『時の横断歩道』は、そのときに感じた気持ちを言葉にしたものです。 季節を春から冬に変えていますが、大勢に影響はないでしょう。
ぼくは自分の経験に基づいて詩を書いてます。 でも、それは“いま現在の気持ち”ではなく、あくまでも“その瞬間に感じた気持ち”を素直な気持ちで表現した詩の世界です。 だから、(当時は)婚約中だったはずなのに不純なやつだとか、実は現在お嫁さんと不仲なんじゃねぇか?とか・・・。 そうゆうことは考えないでくださいね。(笑) 前にも書いたけど、念のためにもう一度書いておきます。
それと、この詩には不可解な部分がふたつあります。 「変えようと思わない制服姿、永遠に少女のままのキミ」とゆう部分と、「変えることができない学ラン姿、永遠に少年のままのぼく」の部分です。 初恋の彼女が通っていた学校の制服は、当時とは変わってしまいました。 ちょっと残念とゆうか、ぼくの中では変えてほしくなかったから、「変えようと思わない制服姿」としました。 一方、ぼくが通っていた学校は今も相変わらずの学ランだから、こちらは「変えることができない学ラン姿」なのです。
「想い出はいつまでも優しくてちょっぴり痛い友だちなんだよね」 この部分が、この詩のなかで一番伝えたいメッセージ。 これが言いたいからこそ、この詩を書いたようなもんです。
「さよなら・・・今日のキミ♪さよなら・・・昨日のぼく」 この部分は、ぼくの決意みたいなもんです。 意味をわかっていただけますか? キミはもう想い出の中の人、ぼくは今を生きる! 評論家的に言えば、そんな気持ちなんでしょうかねぇ。
[イメージ]画像・・・ 青春の雲♪ってかフツーの雲ですけど。 ↓さーさークリック↓
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