【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2006/01/23(月) 摂氏39度
 
今朝も38.6度。
熱冷ましの頓服薬を飲んで寝たのに、熱は一向に下がらない。
救急病院なんて外科以外は気休めにしかならないんだ。

もちろん仕事なんか行けたもんじゃない。
そのことはゆうべのうちに連絡しておいた。

呼吸をするたび、のどの奥がゴロゴロと音を立て始めた。
喘息発作に襲われるかもしれない。

お嫁さんに命令されたとおり・・・掛かり付けの薮医院へ行った。
彼女自身が勤めている病院でもあり、ぼくらはここで出会った。
初めて出会った場所が病院ってのも、考えてみればちょっと複雑だ。
4週間に一度だけ喘息の薬をもらいに行くときはまだいいけど、風邪っぴきとか腹痛なんかのときにロマンチックな思い出に浸ってばかりもいられないんだ。

病院では半ケツ姿で腰に注射を打たれ、何種類かの薬をもらった。

部屋に帰ってすぐ食パンをひと切れだけ食べた。
さっぱり食欲はないけど、食後に飲めと言われた薬を飲むためだ。
そして、深い睡眠。

起きたら16時だった。
熱はついに39度まで上がった。
こんなに熱が出たのは初めてのことで、さすがにちょっと怖くなった。

17時頃、彼女のかあちゃんがやってきた。
おかゆを作ってくれり、着替えをさせてくれたり、髪の毛をタオルできれいに拭いてくれたり・・・。
嬉しいぐらい子ども扱いをしてくれる。

薬を飲んだあと、ノートパソコンの電源を入れたら思いっきり怒られた。
大好きなかあちゃんにマジで怒られて、相当ショックだった。
背中を向けて横になり、頭からフトンをかぶって寝た。
泣いている顔を見られたくなかったからだ。
でも、怒られたから泣いたんじゃない。

ぼくは人間性に大きな欠陥があって、会社勤めができない。
からだも小さくて細いし、持病を持っているから健康優良とはいえない。
考えたくはないけれど、ぼくはお嫁さんをしあわせにできないのかもしれない。
「この子をずっと好きでいたい」とか「ぼくのことをずっと好きでいてほしい」とゆう理想と、結婚生活そのものの現実は違うのかも知れない。
目をこすっていたら、また眠りに落ちた。

20時ごろ起きたら、汗をびっしょりかいていた。
かあちゃんがすぐに着替えを用意してくれた。
Tシャツにパンツ、それにパジャマも・・・身に着けていたものは全部着替えた。
スニソもはき替えた。

からだが少し軽くなったような気がした。
熱を測ったら36.8度で、画期的に下がっていた。
からだの節々は痛いけど、なんとか笑顔もできそうだった。

かあちゃんがぼくに言った。
「さっきはキツイ言い方してゴメンね」
謝る理由なんてどこにもないのに・・・。
でも、ぼくは黙ってうなづいた。

ぼくが病気になると、自分のことのように心配してくれる家族がいる。
ぼくが生きているとゆうそれだけのことで、やさしい気持ちになってくれる家族がいる。
それだけでいいんだ。

 


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