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2006/01/07(土)
赤い自転車(2)
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いちおう昨日(6日付)の日記からの続きです。 昨日のは「エッセイ風日記」で、今日の部分は「ニュース解説もどき」とゆうふうに内容が変わるので分けました。 まだ読んでいない人は『赤い自転車1』から先に読んでくださいねっ♪
◆赤い自転車(1) http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/rommel/?Y=2006&M=1&D=6
◇ ◇ ◇ ◇
年末にはそんな出会いがあった。 日記に書こうと思っていたのに、やっぱりメモしておかないとダメだな。 すっかり忘れていた。
なぜ思い出したかとゆうと、山形の郵便局で起きた事件が報じられたからだ。 高3のバイトくんが、郵便物を雪のなかや自宅の机などに隠していたそうだ。 毎年のように起きる事件で、これまでなら気にすることもなかったけれど、今年はショックだった。
郵便(民間だとメール便)を配るつらさはよく知っている。 悪天候の日は途中で仕事を放り出したくなったりするもんだ。 雪国の山形で、まして昨年12月なんて戦後もっとも寒かったと言われているなか、彼の耳もとで悪魔がささやいたんだろうか? 雪に隠しても、春になれば見つかってしまうとゆうのに・・・。 いかに未成年であっても、これは本人が悪い!
でも、ぼくは思う。 郵便配達がつらければ、「やっぱりぼくにはできません」と上司に言えばよかったのに・・・と。 できない仕事から逃げることも勇気なんだ。 他のバイトにはできて自分だけができなかったとしても、郵便物を捨てて懲戒免職処分を食らうことに比べたら、千分の一も恥ずかしいことじゃない。 配ることができない郵便物がこんなに増える前に、相談できる人はいなかったのか?
ぼくにはあの日出会った少年の笑顔が浮かんできて、山形のこの少年もきっと一生懸命やっていたに違いないと思ってしまう。 尾花沢の積雪がどうなのか知らないけど、大雪に阻まれて途方に暮れる少年の姿ばかり想像してしまうのだ。
甘いんですかねえ? きっとぼくはバカが付くぐらい甘いんでしょう。
しっかし、それにしても残念なニュースだな。
◇ ◇ ◇ ◇
「面倒くさい」…アルバイト高校生、年賀状など雪の中
年賀状437通を含む郵便物計627通を配達せず、雪に埋めるなどしていたとして、日本郵政公社山形監査室は4日、尾花沢郵便局のアルバイト男子高校生(18)を懲戒免職処分とした。
同室は郵便法違反容疑で山形地検に書類送検する方針。 郵便物は字がにじむなどしているが、大きな破損はなく、局員が謝罪しながら配達している。 調べによると、高校生は12月24日にアルバイトに採用され、同市内約200世帯への配達を担当。 しかし、1日までに働いた5日間、一部を空き地の雪に埋めたり、自宅の机などに隠したりした。 「面倒くさくなって隠した」と供述しているという。 1日、住民2人から「年賀状が1通も配達されない」と苦情があり発覚した。 同局は配達終了後、カバンの点検をしているが、隠していたことには気づかなかった。
<読売新聞より>
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