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2006/02/04(土)
天使と悪魔 ―理性と欲望編―
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ども!ゆう坊です。 強烈な寒波が日本を襲ってきてますね。 皆さん、風邪などひいてないですか? ぼくはゲンキ♪ゲンキ♪にお仕事がんばり中です。
大日本ガキ帝国は今日もウキウキいい天気でした。 でも、冷たく乾いた風が強くて、チョー寒かったです。
上半身は長袖のTシャツ、厚手のトレーナー、作業服、とどめに防寒ジャンパーの4枚重ね。 これ以上着たらダルマさんになって転びそうです。 で、下半身は作業ズボンの下に無印3本線のジャージを穿いて、さらに靴下は2枚ばき・・・。 愛用しているNBのスニソの上から、登山用みたいな分厚い毛糸の靴下を重ねて履いてます。 これなら体脂肪率1ケタのか細いぼくでも、かなりマッチョに見えたりは・・・やっぱしませんねぇ・・泣。
が!厚着しても、寒いときは寒い! ここは温暖といわれる四国で、寒冷地の寒さとは比べものにならないんだろうけど、それでも寒い! 消火用バケツの水が凍りついていて、その氷が夕方になっても融けませんでした。 屋外で仕事をしているぼくらにとって、これは新聞のトップニュースに匹敵するぐらいの一大事です。
・・・と、まあ、こんな感じで、このところ気候の話題を日記の枕にするのが楽しくて、今日もその流れで書いてみました。
さて、今日の仕事の帰り際。 「土曜日だから早く帰っていいぞ」 と、いつもは夕方5時までびっしり働かせる親方が珍しいことを言った。 「珍しーっ!こりゃ大雪が降りそうだな」 「チョー季節はずれの台風ってか?」 「帰りは気をつけようぜ」 などと、ぼくらは表現こそ違うけれど、ほぼ同じ意味の見解を述べ合いながら詰所に戻った。
着替えが早いぼくはいつも待たされる。 ぼく以外はタバコを吸う人ばかりで、ひとりが「ニコチンが切れて死にそう」なんて言おうもんなら、我も我もと煙の輪が広がり、数分は余計に待たされることになる。 今日はさらに待たされた。
詰所には親方がカップ麺を買い置きしている。 「腹減った〜!みんなでラーメン食うてやろや」 誰かが呼びかけると、茶髪軍団の4人が一斉に群がった。 「わしはみそラーメン」 「俺はきつねうどん」 彼らは好みのカップ麺のパックを乱暴に開封した。 そして、薬味や出汁の袋など所構わず床に散らかしたまま、ポットの給湯スイッチを争う・・・。 なんてあさましい光景なんだろう。 他人のものを勝手に食べようとしているのに、ほんのちょっとの罪悪感もなさそうだ。
「おまえら、なにやっとんじゃ?親方にバレても知らんぞ!」 班長のマサオさんの注意など、彼らの耳には届かない。 それどころか、マサオさんとぼくにも共犯をそそのかす。 「痩せ我慢せずに食べたらええのに」 「全員で食べたら怖いもんなしや」などなど・・・。
親方のカップ麺を食べ終えたやつらは、後片付けもせずにクルマに乗り込もうとした。 「おまえら、ええ加減にせんかっ!」 マサオさんに一喝されて、やつらはしぶしぶカップの後片付けをした。 しかし、床に散乱したビニールや袋には気がつかず、それらのゴミはマサオさんが黙って拾っていた。
ぼくが住んでいるアパートは一番遠い。 送迎車から茶髪軍団が降りた後は、いつもマサオさんと2人きりになる。 「あんなやつらをまとめてくれと言われても、できるわけないよ」 マサオさんがポツリといった一言が痛くて重かった。
食欲に勝てなかった4人の仕事仲間は、月曜日に親方から大目玉を食らうことになるだろう。 断わりもなしに盗み食いしたんだから、泥棒呼ばわりされても言い訳できない。 こうゆうことをしたら後でどうなるか・・・
人間は誰でも心に天使と悪魔を宿しています。 悪魔が剥き出しにする欲望・・・睡眠欲・食欲・性欲・金欲・名誉欲などを天使がささやく理性で抑えられるのが人間です。 天使と悪魔のバランスって大事・・で・・す・・よ・・ねっ♪ 諦めてゆくことが大人への階段なら、ぼくはずっと大人になりたくはないけれど、それでも、なんとか人間でありたい! 今日はそんなことを思いましたね。
[イメージ]画像・・・ 薄い空色って好きだなあ。小さくジャンボ機が映ってます。 ↓さーさークリック↓
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