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2006/03/28(火)
割りばし事件
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1999年7月10日、東京都杉並区。 4歳の幼児が綿飴の割りばしをくわえたまま転び、杏林大学付属病院に運びこまれた。 診察した耳鼻咽喉科の当直医は傷口を消毒するなど簡単な治療しかしなかった。 翌朝、幼児は死んだ。 解剖した結果、幼児の小脳には長さ7.6センチの割りばしが突き刺さっていた。 診療ミスに気づいた医師は、いかにも適切な診断をしていたかのように取りつくろうため、カルテに虚偽の診察内容を付け加えた。
今日、この事件で業務上過失致死罪に問われていた医師の判決が、東京地裁で言い渡された。 求刑は禁固1年。 判決は……なんと無罪! 医療ミスを認めたうえで、しかし、「きちんと治療していても延命の可能性が極めて低かった」とゆうのが判決理由だ。
恐ろしい判決だな。 医療ミスがあろうとなかろうと、どうせ死ぬ結末の患者だったんだから、いいじゃないか。 …そんな雰囲気だ。
たとえ命を救うことが難しくても、最期まで全力を尽くすのが医者の仕事じゃねーか! だからこそ、誰からも尊敬される職業なんだろ!
腹が立つ事件だ。 許せない……医者も裁判官も。
生命の尊厳ってなんなんだよ?
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