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2004/10/14(木)
法話
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先日の法事の時のご住職の事です。
お寺のご住職はいつも檀家さんとのお付き合いはありますが、常時一軒一軒のお宅の事が頭に入っているのではないと思うのです。 勝手な想像ですが、法事などがある時に事前にそのお宅の故人のことや、故人のご先祖様の事まで調べなおしてくるのでしょうね。
お経の後の法話の時、かなり詳しくあれこれお話されて〜まぁ逆にこちらの方が教えられた事まであったくらいです。 その中で興味深かったのは、どうもご先祖様はその昔源氏の出てあるらしいことと、後に瀬戸内海で活躍した【村上水軍】にも関係あったとされているらしいことまでも〜
またこちらは現世のことですが、ある方からこんな愚痴を聞かされたそうです。 その方はかなり高齢の方で今尚お元気な方だそうですが、周りの人からの励ましの言葉に「百歳までは頑張ってください!」と言われるのが1番嫌だと仰ったそうです。
その方に取って百歳は数年後だったらしく、「あと何年かしたら死ねと言う事なのか!」と受け取ってしまわれたそうです。 「こんな時貴方ならどんな風に言われますか?」とご住職が投げかけられたのです。
期限を切った励ましはやはり難しいですよね。 例えば子育てで頑張っているママになら、「もうすぐ手がかからなくなるわよ」とか「手がかからなくなったら寂しいよ」とか、有る意味で微笑ましい雰囲気の励ましならば・・・
言葉がけと言うものがとても微妙な事になる、日常でも沢山あるような気がします。 改めて思ったことをポンポン言ってしまう性格を考え直さなくてはと、思ってしまったありがたいお説教でした。
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