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2004/07/01(木)
青いバラ
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これまで薔薇の色に青はないとされていた。 バイオテクノロジーの技術によって遂に開発されたというニュースをサントリーと豪の関連会社が発表した。
花の青い色は主にデルフィニジンという色素によるものだが、しかし、薔薇には赤や黄色の色素はあってもこの色素はない。
青い花が咲くパンジーのからデルフィニジン合成に必要な遺伝子(青色遺伝子)を取り出して導入しようと研究していた結果、今回の発表に結びついた。
実際には薄い青紫色に近い色。
遺伝子組み換えの植物利用に当たっては、生態系への懸念があるため、安全確認に必要な法の整備も各国で進められている現在では、この薔薇もまだ実験段階で隔離された閉鎖系温室でしか栽培できない。
ご披露も透明のケースに入れたままであったが、かなり神秘的に見えた。
今後は生態系への安全を確認する試験が欠かせないが、サントリーはいずれ商品化の予定。
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