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2004/09/10(金)
涙の効用
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普段コンタクトレンズ着用しているので、目が乾いて困ることが多い。 そこでレンズの上からも点せる目薬が必需品となる。 ドライアイまでは行かないが、やはり乾いてくると目が疲れるし、物が見難く感じる。
涙と言うものは、眼球を潤すと言う事だけでなくその他の効用があることをご存知の方も多いと思う。
人は泣く事によって日ごろの辛さを一瞬忘れて、脳のリセットをすると言われている。
ある研究で間接リュウマチの患者と健常者20人に、落語家の人情話を聞かせ、聞く前30分と聞いてから30分に、血中ストレスホルモンや免疫機能を調べた。
細かいデーターはともかく、この結果で人情話に涙した事によって、ストレスから開放され、免疫・神経・内分泌の崩れていたものが整えられるのではとや思われる結果が出たという。
人は突然の悲しみに襲われた時には、涙が出ない事がある。 ショックの方がはるかに大きく、それを受け止めかねている自分に戸惑い、それらを収拾する事に全力投球するか、呆然とするかしかない。
しかし時の流れとともに、悲しみが体の中からほとばしり出てきて、涙する時間が多くなる。 これらは若しかしたら涙が枯れるのでは〜と思わせるほど溢れて出ていても、決して枯れる事はない。
心の中に少しずつではあるが涙で流したものと同じ位の、再生の力が芽生えている事も事実であって、辛い涙であれ悲しみの涙であれ、心の中からあふれ出るものを我慢することはない。 人は涙して明日を迎える力が湧いてくるのだから・・・ 秋の夜にふと思いついたことを〜
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