散歩道
お星さまになったルビーに捧げる
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2005/02/02(水) 北の零年
本日レディスデーと言う事でまたまた映画に行ってきました。
陶芸の日なんですが、終わってから行くとかなり遅くなりますので、
寒い時は昼間にしっかり鑑賞しておこうと、昨日のうちに指定席を取りましたよ。

最近、我が家から一駅の所に有るシネマコクーンがとても便利な事が分かって、そちらに行くようにしています。
予め買ってしまえば座席が選べます(全席指定席)
上映時間ギリギリでも楽に座れるわけですからね。

吉永小百合さんの記念すべき「111本目の作品」と言う前評判もあって、圧倒的に本日年齢層が高い!!!
男性もかなり多かったのは「サユリスト」なのかな〜なんて思ってしまいましたよ。

幕末の動乱の中で淡路に住んでいた稲田家の家臣たちは、移住を強制された北海道に渡り、
全くの荒野を一族のためにと耕し始めて、やっと第一陣が北海道に渡ってきたが、
言葉につくせない苦労を味わう事になった。

一族のまとめ役を渡辺兼、その妻に吉永小百合と言う配役だったが、
一途に夫を信じ「夢は信じていれば必ず誠になる」という夫の熱望を一緒に支えていこうとする。

しかし、過酷な政府の「廃藩置県政策」の下に殿と仰ぐ人からも見捨てられてからの人々の苦労は見ているだけで辛くなった。
こんなに世の中に流されて、筆舌に現せない苦労を見ると、
あの時代の方々が北海道と言う土地の礎を作ったと言っても過言ではないのではないかと思った。

開拓と言う言葉は無からの作業であり、必ずしも良い結果ばかりが表れてくるわけではない。
人々の心が曲がりくねったとしても決して責められないのではないだろうか?

夢をしょせん夢だと諦めた人たちの中に、出奔してしまった夫がいても、
それでも信じ続ける妻の姿が神々しくさえ思え、主人公役をとても力いっぱい表現する事が出来る、
これが吉永小百合の真髄なんだろうとも思えた。

豊川悦司が会津の離反者として手配書が回る中、アイヌの原住民の長に助けられてから
「人間として生きる価値があった」と諭された。
そして陰になり日向になり吉永小百合母娘を助けていくことで、より人間としての何かが芽生えてきて、
最後には村の人々の命綱の「農耕馬」を救う事にまでに昇華してくる。

とても深い感動が味わえて、改めて北海道と言う土地のもつ重みさえ感じる事が出来た。


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