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2005/03/05(土)
襲名
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昨夜「十八代中村勘三郎」の襲名への道のりのドキュメントを見ました。 個人的に中村勘三郎という人に以前から興味があって、 彼が出ているTVの番組は結構これまでにも見て来ました。
歌舞伎座にもチケットを何度かいただいくチャンスがあり、 たまたま出し物の中に勘三郎さんの出演の演目があってラッキーと思って拝見しました。
先代の十七代の勘九郎氏は馴染みがなかったのですが、年齢的にも近い勘三郎さんの場合は、 とても親しみが湧いていましたね。
そしてその息子達の成長の日々もドキュメントでTVで見ることが出来て、 何故か親戚の子の成長を見ている気がしていましたが、先日次男が不祥事を起こした時に、 速やかにマスコミを通してお詫びの記者会見をされた時も、 同じように胸が痛みました。
わが身に置き換えて成人した子供の不祥事に、親が先立って謝ることをするだろうか・・・ 多少の違和感もありましたが、この十八代襲名と言う一大イベントを前にして、 頭を下げる事が1番良い選択と思われたことなのでしょうね。
彼が歌舞伎だけでなく、多分野のものにも興味を持たれ多くのものを自分の血とし、 肉とされていることもとても素晴らしい事だと思っていました。
昨年のニューヨーク公演がかなりの手ごたえが合ったことも、 また勘三郎としての最後の公演を劇作家渡辺えり子に依頼して、 大成功を収めたことも、これからの十八代目への花道として最高のものだったではないでしょうか。
これからも楽しみな人です。
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