|
2005/03/06(日)
生活の場面で・・・
|
|
|
「もったいない」という言葉をしばし口にすることがあるが、 時には言葉だけと言う事も往々にしてある。
例えば、着られなくなった衣類などもそれがあるかもしれない。 昔買ったシルクのブラウス、確かにお値段は良かったのだが、今ではかなり古過ぎる。
リフォームの技術でもあればどうにかなるかもしれないが、何年も眠ったままでいて、 この先もこのまま眠るであろうと思われるとき、「もったいないけど〜」 かすかに抵抗感がありながら処分したりして・・・
最近これをちょっと視点を変える事にしている。 自分では決して捨てられないものを、全部まとめて(衣類だけでなく)九州の姉の所へ送ってしまう。 そしてあちらで取捨選択してもらって行き先を決めてもらう。
もう少し年齢が上の方なら、案外着こなすかもしれない、 使いこなすかもしれないと言う思いもあるわけで〜 それが切り刻まれたり、元の姿の原型がなくなっても使われるものなら良いのではないかと〜 これも「もったいないから」という気持が基本にあるからなのだと思う。
こんなことを改めて感じたのは、先日日本を訪れたケニアの副環境相ワンガリー・マータイさんが、 一言ですべてを表す言葉として日本語の「もったいない」に心動かされたと言う。
マータイさんは、地球の環境を守るのは、民族や文化を超え、 共通の視点から取り組むことがいかに大切かと言う事を教えてくれました。 さらに、日本に伝わる生活文化には、世界に通じる価値があると励ましてもくれました。
食べ物だけでなく、電気のつけっぱなし・衣類を粗末にしたり・時間を浪費したり、 暮らしの様々な面での無駄を諌めた言葉として、とても有益なものなんですね。
|
|
|