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2006/08/14(月)
東京タワーを・・・
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『オカンとボクと、時々、オトン』を・・・やっと読み上げた。
リリー・フランキー氏は何度かTVで見かけていたけれど、 いつもそれはバライティ番組だったり、 芸能ワイドショーのコメンテーターだったりで、 何とも得体の知れない人物像だったのだが〜
この本を読んでかなり身近な人になってしまった。 彼は九州の高校の後輩だったのには驚いてしまった。 それだけでなく、彼が紆余曲折の末オカンを迎えてすんだ住まいが こちらに引っ越して来るまで住んでいた渋谷の住まいにとても近くで 笹塚と言うところにあるボーリング場には娘達を連れて何度も 遊びに行ったところだったから・・・
若しかしたらどこかで遭遇していたかもしれない思いがわきあがってきて その感情移入してしまったものだから読み終わるのに時間がかかってしまった。
東京タワーを病院のベッドから手鏡で見ていたオカンと 直接病室の窓から東京タワーを見ているオトンの姿 それを見比べながら二つの東京タワーを見ているボク と言う描写でこの屈折しながらも他人には計り知れない絆をも感じてしまった。
これは最初の手術の場面だったけれど・・・ オカンの末期に同じ病室で熟睡した三人が 本当に親子三人で1つの部屋で眠れたことは オカンの最後の願いだったのではと思いを馳せていたが それはボクの願望でもあったのではないだろうか?
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