龍前寺清彦伝説
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2004/08/10(火) 連載小説『気になるあいつ〜KOBAE〜』その2
[第二話]〜話し合い〜
今日も目の前を飛びまわるあいつ。時折龍前寺の方を見ては体を休めまた飛びまわってはしゃいでいる。
龍前寺は今日ある決意を胸に秘めていた。出ていってください。この言葉をあいつに言う。
人と争うのが何より嫌いな龍前寺だったが、もう我慢の限界であった。自分の楽園である部屋に勝手にいるとゆう事実。これだけで龍前寺の背中を押す材料は十分すぎるほどだった。
チラリチラリとこちらを見ながら羽を休めるあいつを見ながら龍前寺はときを待った。すれ違う視線。そのとき奇跡が起こった。互いの視線が交差する。今だ。『出ていってください』
…………………………………無視か?
聞いてないのか聞こえてないのか、あいつはまた飛びまわりはじめる。どうやらあいつは人間の言葉を理解しないらしい。
話し合いは物別れに終わった。


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