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2004/02/21(土)
『カトリック土着』丸山孝一 著
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江戸時代、隠れキリシタンとなったクリスチャンたちは明治になってローマ教皇につながる正式なカトリック信者として認められました。 中には村ごとがカトリック村となっているところもあります。 町の自治体がそのまま教会の組織となる。それは多くのクリスチャンにとって「恵まれている」と映るかもしれません。
しかし、そんなカトリック村にも問題が襲ってきます。 都市へ流出していった若者たちの信仰、信仰の継承に大切な役割を果たしてきた「教えて方さん」の人材不足・・・ それは迫害があった江戸時代とは違う新たな問題です。
「お話」というよりは「資料」的な感じがしましたが、「信仰」のありかたについて考えさせられる本です。
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