ルチアこころの景色
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2004/10/31(日) イニピィ 潜在意識の森
10月の最後の日曜日、久々にイニピィに参加した。今日は息子も「行ってみる」とめずらしく言うから連れて行った。現場に着くと既にドームが出来上がっていて、何もする事がなかった。この前これに参加した時は夏の始まりで暑かった。今日は秋の始まりと言った気候で少し肌寒い。ほんの少し色づいた樹木に囲まれ、上を見上げれば青空がぽっかり見えて爽やかだった。

前回はイニピィの中でうつらうつらとイメージをいろいろ見たような覚えがあるが、今回は違った。息子は一回目のカーテンを開けた所でもうギブアップして出てしまった。少し隙間の出来た空間でゆとりを感じ、寝不足だったので出来たら眠りたいと思った。だが真暗闇の中ひとりひとり話しをする事になって、不覚にも私は泣いてしまった。別に熱いから泣いたわけではない。今朝出がけにニュース速報が出て「人質になっていた日本人男性の遺体が確認された。」というテロップを見た。今回はもしかして、と思っていたが、最悪のケースになってしまった。それでも世間は「イラクになんか行くからいけない。」と言うだろうし、私もそう思う部分もある。でもそういう事ではなくて、人質を助ける術もなくみすみすミゴロシにしてしまうこの世界とか日本とかそいういう全てのものに対して、無情を感じてしまうのだ。だから涙が出たのだと思う。

最近ちょっとした事で涙が出る。イニピィの中はコワイくらい真暗で熱くて息苦しい。今日の3回目は特に熱かったので「なんでこんなガマン大会のような事をしてるんだろう?こんなのマゾでないと出来ないわ。早く水が飲みたい。たくさん浴びるほど飲みたい。お腹もすいたし・・・。」とわずか10分くらいの間にいろいろなことを考えてその洞穴から逃げたいと思った。

その日常とはまったくかけ離れた暗い世界は、自分の中の深い潜在意識の森のようだった。主催しているひろさんはお母さんのお腹の中と同じと説明されたが、今日のそれは快適な優しいお腹の中とは違っていた。外の世界がすぐそばにあって、子供達の笑い声とか遊び声すら聞こえてくるのに、そのテント一枚分けられた暗闇は完全なる別世界だ。特に熱くて息苦しい時はこのまま酸欠状態になってしまうのでは、とわずかな時間が途方もなく感じられてしまう。それに私が泣いたりしてどうしようもないうっぷんを吐露してしまったから、小さな空間はネガティブなエネルギーで充満してしまった。自分でもその感情がつまった小さな空間はさらに息苦しく感じた。こんな所で泣き出すなんて、自分の潜在意識に暗いものが渦巻いているせい?でも他人はどうだろう?潜在意識って暗くてどろどろしたイメージがあるけれど、もしかしたら明るい潜在意識みたいなものもあるのだろうか。

オーラソーマのボトルの下の層は潜在意識を表すと言われる。もしこれまでに何度も生まれ変わっているとしたら、その全てを含んだ潜在意識とはどういったものだろう?引っ張り出すとややこしくなりそうなので、そっとしておきたい気もする。そうやって隠しておかないと日常生活に支障を来たすかもしれない。でもそうやって隠しておいても何かの拍子についっと出てきちゃうのかもしれない。泣き上戸とかはその一種か。

ところで10月に6日間、イギリスのデボーラで講習を受けてきたがそこで私は「アルケミーセット」というものを目にして興味を持った。どのボトルもあまりキレイとは思えない。じっと見ているとロンドンに住んでいるあるメンバーがやって来て耳元でささやいた。「このアルケミーセット使ってみた?とってもパワフルでよかったわよ。」彼女の説明を聞いてると私もつい引き込まれて、ぜひ使ってみたくなった。このセットは日本には入ってきてない。人々のシャドウを映し出すというボトルたちはあまりにも強烈という事で、日本には入れていないらしいのだ。ほんとうだろうか?

アメリカのパワースポットのひとつと言われるセドナに住むシャント先生に「アルケミーを昨日から使い始めたのです!」と無邪気に言うと「ぶるっ。私は怖くて使えないわ。今までに何本もボトルを使ったけれどね。」と言われた・・・。途端に不安に襲われる私。アルケミーは本当に人の暗い部分を引きずり出してしまうのだろうか。確かにオーラソーマにはびっくりするような作用を起こす事があるのであなどれない。でも大丈夫よ、きっと・・。そう思って私は続けて使い、無事にオーラソーマのコースは終わった。

その後イタリアへ向かった私は、このボトルのせいかどうかわからないが、あるシャドウを実際に引っ張り出してしまった事に気づいてしまった。ボトルは今では少しお休みしている。なんとなく使う気になれなくて。振ると美味しそうなイチゴのような色になるアルケミーのbV。今日イニピィの中で深い闇に突き落とされたような気分になったのも、このボトルが関係あるのだろうか?

ここまで書いて今なぜか今夜はこのボトルをつけてみたいと思った。あのイチゴ色のボトルが恋しいような気分。自分のシャドウと真っ向から向き合うというのがどのような結末を迎えるのかはわからない。でも使い始めたボトルを中途半端で置いておく気にもなれない。また元来好奇心旺盛なので、せっかくパワフルなボトルなんだから使わずにはいられない。こう積極的に思えるようになったのは、イニピィのせいかもしれない。たくさんの垢を落としてくれるというイニピィ。あの暗闇の中で涙を流した事で、心の浄化が少し進んだのかもしれない。


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