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2004/04/10(土)
空の向こうを思いながら
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山川紘矢さんのメルマガに、イラクで誘拐された3人のもう少し詳しいビデオURLが記載されていた。http://www.spiegel.de/video/0,4916,2549,00.html ドイツでは放映されたようだが現場の緊迫感が伝わってくる。
誘拐された彼らは実際はそんなひどい待遇を受けてないのではないかと思う反面、銃を向けて引き金をひいたり、ナイフを動かす作業は思うよりたやすいのではないかという気もする。人間は結構残酷で、そしてエゴの塊。それをどのように自分でコントロールしていくか、それが課題。国としての進む道、国同士のエゴの戦い合い。そしてそれよりも前に自分のエゴとの折り合いのつけ方。
自分の望む道と国の選択が違う場合はどうすればいいのだろう。精神世界的な考え方では、自分の中に日ごろ平和を望む気持ちがあってそれをひとりひとりが行動していれば、世界に平和な現象が形作られていくという。人の考えるエネルギーというのは、人間が思っているよりも強力。人々の祈りの力も想像以上にパワフルという研究結果が出ていると聞く。
でも家でただ祈って笑顔をまわりに振りまいているだけでなく、何か出来ないものか・・そう思うのが肉体を持った人間だろう。 この生ぬるいけれどもどこかに不満の種をぶすぶすと慢性的に抱えているような国にいると、実際に国外に出て行動したいと思う気持ちが芽生えてくる。それを行動に移しているのが、今現地で誘拐されているような方々。そんな危ない国に出かけていって、と周りには言われるだろう。でも行動する人は私はエライと思う。国のやり方と自分のやり方が違う場合は自分で行動をとるしかない。どんな小さな事でも。何を考えているのかはっきりさせるだけでも。
国に派遣されていく自衛隊員と自分から望んで行く人。日本はどんな形でも何か代償を払わないといけない時期に来ている。誰だってアメリカの後をのこのこ尻尾を振ってついていく犬にはなりたくない。でも自分たちは快適に暮らしたいし、どこかに攻められるのはイヤだし、アメリカに見放されるのは困るし・・なんて考えると、やはり判断が甘い。他の国に比べて、きっと。そういう国にはいつか判断を迫られる事件が起きる。そしてそれはこれからももっと起きてくる。これらの事がはっきりするまで。あとは覚悟を決めるしかない。
写真は政庁跡の木
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