ルチアこころの景色
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2004年4月
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2004/04/26(月) そこだけ人により異次元
いつからか定かではないが、神社とかお寺に行くのが大好きになっていた。どこにいても、神社があると気になる。
息子が土曜日にローラースケート・クラブへ行きだしたので、その近くのバス停を教えていたら、街中に小さな神社があった。人が多く行き交う中で、そこだけひっそりしている。

鳥居をくぐってみると、綺麗にそうじをした跡が見えて、きちんとした印象を感じた。こんな小さな神社だけど、誰かがちゃんと管理している。するとそこに大きな立派な木があった。神社とかお寺にはよく大きな木がある。これもいつからかわからないけれど、木にはとても惹かれてしまうので、ちょっと撫でてみたりする。どっしりとして大きく枝が横に広がり、素晴らしい木だった。一目見てその木が大好きになった。その木は大きい分、狭い敷地の中で写真を撮るのはむずかしく思ったような写真は撮れなかった。

そこでまだ真新しい頑丈そうなお賽銭箱にお賽銭を入れて、息子がひとりでもちゃんとこれから毎週バスで通えますように、とお願いした。その箱は大きな錠前がしっかりかけてあった。きっとこんな街中だから、今までにお賽銭箱ごと盗られた事があるのだろう。

この神社には入り口にその神社の説明書きがあるのだが、木に書かれたそれはすでに消えかかっていて、読みづらい。
何気なく鳥居のあたりを見ていると、道行く50くらいのスーツ姿のビジネスマンが、通りがかりに鳥居の前で境内に向かって礼をした。こうやって通りがかりにいつも神様に向かって礼を繰り返している人もいるんだ、と感心した。ほとんどの道行く人々は、この神社の前を通っても何も感じないように見える。そこに神社はあっても、彼らにとっては何も存在しないのも同然のように見える。

私はまたひとつ、好みのスポットが発見出来て嬉しかった。このあたりに来た時にはまたぜひこの大きな木に会いに来よう。ガタガタとした喧騒の中にひっそり静まりかえっている、この小さな空間。こういう空間に入ろうと思えばすぐに入れる事が喜ばしかった。

写真は境内でたたずむ猫。


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