ルチアこころの景色
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2004/05/26(水) 乗馬体験1
今日は乗馬をしに海の中道まで行ってきた。

これはJ−COMの宣伝番組で馬に初挑戦という女性があっという間に軽い駆け足まで出来るようになったのを見て、私もやってみたいと軽い気持ちで応募していたものだった。それが当たるとは思わなかったのだが、ローカルな懸賞はこれまでに何度か当たっていたのでコマメに送ってみるものだ。

計2日間のレッスンなのだが、一日で馬に乗っている間は正味30分と短い。まずはブーツと帽子、ベストをつけて、海が見える屋根付きの馬場へ。インストラクターがどのように乗るか、降りるか、馬を歩かせるか、止まらせるか、走らせるかを目の前でやって見せてくれた。そしてすぐに私の番に。

阿蘇で前に馬には乗ったことがあったが、その時はお付きの人が紐で引っ張ってくれた。あの時は馬に乗ると視界が高くなる事がオドロキだったのと、手綱を片手で握る持ち方が安定感なく怖かった。しかも場所が阿蘇なのに草千里のような所ではなく、ゴロゴロと石が落ちている平らでないところを歩いていたから、落ちたら痛そう〜とおびえていた。

今回その事を話したら「その手綱の持ち方はウエスタンで、ここは英国式だから両手に持ちますよ、私も体験で乗った時はここで乗るよりコワイと思いましたね。」という言葉が。なるほど、ウエスタンでは片手に手綱を持つが、それは別の手で獲物を獲るためにクルクル回す紐を持つためか!と合点がいった。確かに両手で手綱を持つ方が安定していて乗りやすい。

さて一番初めからインストラクターの彼女は馬をひっぱる紐などはつけない。私が足で馬に動くための合図をして、自分で手綱を引っ張って止まらせなければいけない。初めの10秒間馬が歩きだした時は超〜こわかった〜。「キャーやめて、こわい、とめてほしい〜!」と言ってしまった。(^_^;)

でもしばらく練習するとだんだんに慣れて「お、これなら走るのもコワクないかも。」と不敵というか無謀な事を考えてしまった。途中はインストラクターが紐をつけて引っ張ってぐるぐるぐるぐる馬場を歩くのだが、彼女はリラックスさせるためか色々と話をしてくれた。秋にイギリスに行く話をしたら「向こうではもっと簡単に乗れるかも。」と言われ途端にオーストラリアを思い出した。

1980年代半ば(ずいぶん昔だ)豪にワーキングホリデーで半年行ったのだが、時々馬で散策するのに出くわした。いきなり森の中で3頭ぐらいの馬が現れて不思議な感じがしたものだ。乗馬クラブには外国で乗馬を体験してそれが忘れられなくてクラブに入る方もいるらしい。外国では簡単に基本だけ教えてすぐに広い草原に行ったりするらしいのだ。習うより慣れろという事なのだろうが、私はいきなり一人で外に行かされたらコワイ!

その後レッスンは軽い駆け足の練習になった。これは馬の振動にびびった。下で見ているよりも、その振動のためにとても早く走っているように感じるのだ。そしてその振動に合わせて下半身をリズミカルに上下させるのだが、それが案外むずかしい。この段階では手綱ともうひとつ短い紐があってそれを両方一緒に持っているから腕に安定感があるのだが、それを手綱だけにすると手綱の安定感がなくなって、こわいらしい。だがレッスンの最後の方は、そのリズミカルな動きが初めてにしては上手!といわれウレシかった。

馬に乗っていると、いつもの時間のリズムと異なるところにいるようだった。のんびりと優雅な気分になる。終わりがけになると馬から降りたくないという心情になった。ホースセラピーという身障者を乗せてのセラピーもあるらしい。確かに気持ちが落ち着くのがわかる。たった30分しか乗ってないのに、乗馬が大好きになる。

今日不慣れな私を乗せてくれたのは、哀愁を帯びたような目のアドマイアー君。50くらいのオスの馬。以前は競走馬だったらしい。彼のお部屋と呼ばれる場所に行ってみたが、小さくて、ちょっぴりかわいそうな気がした。

ちなみに暴れん坊将軍のように海辺を勇ましくパカッ、パカッと駆けられるようになるには日本では40レッスン後くらいらしい。いいな〜いつかそんな風に馬を自分で美しい自然の中で走らせてみたいな。


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