ルチアこころの景色
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2005/05/16(月) 修道院あとの緑の公園
毎日夕食後に自宅近くを30分以上も歩いているというスピ友に感化されて、私も時々歩き出した。夕食を平日は18時頃に食べるので、その後19時頃にお外へ出かける。

近くに割りと最近出来た公園があってそこに歩くには絶好の遊歩道がある。その公園は以前修道院があった所で前は緑がうっそうと茂っていたようなのだが、公園を作った時にたぶんかなり木を切ったのではないだろうか?まだ修道院があったときに中に入った事がなかったから以前がどの程度木に覆われていたかははっきりとは知らない。ただ前は大通りからほとんど中が見渡せなかったので、森の中に修道院の建物がひっそりとあったのではなかっただろうか。もしそうだとしたら、切られた木々がとても惜しい。

なぜその修道院がなくなって公園になってしまったのか。理由は全く知らないが残念な気がする。そういえば少しはなれた神学校も森におおわれていて思わず中に入ってみたくなる風情が門からにじみでいてる。そこも確か学校がなくなると聞いたような気がする。

その公園は駐車場は故意に作ってない。(地元の人のための公園という事だ。でも不便。)中は大きなグラウンドが真ん中にあって回りに遊歩道があるだけ。子供のための遊具がめずらしく何もない。ところどころ以前の並木が残されていて、かぐわしい自然の香りがする。ベンチは木の切り株で作ってある。なかなかセンスのよいオトナのための公園なのだが、なぜかいついっても人があまり来ていない。駐車場がないせいだろうか?せっかく歩きやすい遊歩道があるのに、歩いている人がいつもほとんどいない。時々目にするのは犬を散歩させる人。そしてティーンエージャーくらいの男の子達。

今の時期は暑くも寒くもなくて、歩くにはちょうどいいのだが、誰も歩いてない。不思議だ。だから薄暗くなってくると、なんとなくこわくて携帯を使いながら歩いたりしてる。

ここは人を寄せ付けない雰囲気があるのだろうか?私も前出来た時に遊びに来て殺風景な印象を受けてそれからずっと遊びに来ようと思わなかった。でもここで歩き出してからはだんだんこの場所が好きになってきた。なんとなくここは普通の世界とは離れた感じがある。あまり俗っぽい感じではないのだ。すぐ近くにはゴーゴーと車がたくさん行き交っているのだが、ひとたびここに入るととても静かだ。並木のそばを歩いていると木の生え具合がとても美しい。木好きな私は気に寄り添ってちょっと休憩し彼らとお話したいところ。もしかしたら以前修道院だったこの場所は、何年にもわたる修道女達の祈りの波動が残っていて、他とはちょっと違う空間になっているのかもしれない。お祈りとかお願いとかするにはもってこいの場所なのかもしれない。

そんな世間離れした事考えながらいつも歩いている。歩くという作業は瞑想に近い。ほっとけば雑念がいろいろ湧いてくるが、気がつけば自然と同化している瞬間を感じるときもある。ほんの少しでも歩けば身体の中の空気が入れ替わって、風通しがよくなる。この公園は一周がわずか5〜7分ほど短い。その間人にあまり会わない。少々さみしいが、これからもちょっとした異次元空間でのウオーキングを愉しみたいと思う。


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