ルチアこころの景色
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2005/05/27(金) 時代と音楽
今夜は息子の学校で発表会があった。

1950年代から2000年までの音楽にあわせて子供達が踊るというもので、60年代、70年代の音楽は特になつかしかった。50年代のロックンロールではついこっちの方が踊りたくなってしまった。(もちろん自分が踊るなら女の子はポニーテールにフレアスカート。男の子はリーゼントに革ジャン、白のTシャツにジーンズで。イメージはアメリカングラフティと言いたいが、高校時代に見たグリースの映画。)

発表会は音楽に合わせてその年代の出来事がナレーションで入っていたのだが、ビートルズのイエスタディ♪に合わせての60年代アメリカの公民権運動やキング牧師の暗殺、I have a dream の有名なスピーチの言葉、ケネディの暗殺など、聞いていてほろり、と来るものがあった。ベトナム戦争についてなどアメリカ人には聞いていて耐え難いものがあるのだろう。

私は日本に育ったのに、なぜアメリカの歴史に心を動かされるのかと思わないでもないが、世界の大きな出来事は、その当時自分が記憶のない事でも感慨深いものがある。

暗殺の可能性があっても正義をつらぬく人。人の命は星の瞬きのようなものだから、そして又生まれ変わることは出来る(魂はずっと生きていく)のだから、肉体がほろびる事をおそれずに、自分が正しいと思うことに対して、YESはYESと言える人でありたいと思う。

アメリカといえば現在はアメリカの軍部に対しての不信感が大きい。ベトナムの枯葉作戦に続いて劣化ウラン弾にも放射能の影響があるとか聞くし、結局兵士はただのコマのようなもので、もし亡くなれば家族は悲しい。アメリカは真珠湾攻撃やツインタワー破壊以外で空襲というものを体験した事がないから、よその国が攻めてくるという事に対しての恐怖感が他の国より薄いように思える。だからああやって、どんどん他の国を攻められるのではないのかと思ったりする。

人間は自分が経験しないと他人に起こっている事は想像しにくい生き物だ。アメリカという国がこれからどうなっていくのか、ちょっとコワイ気がするが、どうなっても自分達が蒔いた種は自分で刈り取らなくてはいけないのだから、仕方がない。

今夜の劇の中で心に残る言葉があった。

誰かの言葉らしいが(聞き取れなかった^_^;)
「人間はいつ生まれるか、いつ死ぬかは自分では決められない。決められるのは、どのように生きるか、だけだ。」
確かにそうだ。どのように生きるか・・・?
自分でどのようにでも生きられるのだ。
自分が毎日その選択権を自由に与えられて生きているのだ。
そう考えてみるとコワクなる。

私の選択はひどい。あまりにも不経済に非合理的に生きている。
いけないいけない・・・。

そして音楽は90年代、ダイアナ王妃が亡くなった・・(音楽はマライアのMake it happen♪ だったかな?)そのナレーションでは
「人生はかくも、もろいものだ。」(だから自分で、何かを起こさないといけないのだ!)

確かにそうだ。明日、何が起きるかわからない。
最後の曲は「・・God is watching us from the distance ♪」

God 神様という言葉にはぴんと来ないのだが、何か大きなもの、
この宇宙の全てを創ったものは存在しているように思う。そしてそれは秩序と調和を基本にしていて(占星術などの星の動きから)悪はその基本にはどうしても沿えないから、永遠には続かなくて、はじき出されてしまうのではないか。神のように善がいればその反対のサタンもいるだろうが、決してこの世界では主役になれない。

しかしよく出来ている発表会だった。音楽が入った発表会は楽しい。それも子供っぽい音楽だと退屈だが、大人っぽい曲なら、出来たらカクテルかなんか飲みながら聞きたいなぁと学校で思ってしまう。

もうすぐ私の誕生日がやってくる。一年一年、誕生日が来る度に、人生について考える事が多くなる。そして後ろから追い立てられるように、少しずつ動くスピードを速める必要性を感じさせられる。いつもギリギリになってやっと動く性格が人生にも出るのか、と苦笑いしてしまう。


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