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2005/06/06(月)
目をつぶれば森の中
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土曜日は「木とのヒーリングワーク」行って来ました。♪「木との」というよりこれからは「森のヒーリングワーク」と呼ぼうと思います。私は今まで樹木には深い愛着を感じていましたが、地面に転がっている石にはあまり興味がありませんでした。キレイな石があると子供みたいに「持って帰りたいな。」くらいには思いましたが。
それが昨日森の中でいくつもの大きな石を見つけて、その上に寝転がったり、抱きしめたりしていると、すっかり石のトリコになってしまったのです。樹木からはそれぞれにやすらぎを感じます。でも巨石はどっしりとしているせいか、木よりももっと頼りになる感じなのです。これはしっかり触れ合ってみないとわからない感覚だと思います。
昨日は4名お集まりになりました。私を入れて5名なので森を歩くにはちょうどよいグループでした。その中の1名をのぞいては皆さんセッションでお会いした事がある方ばかりだったのですが、皆さんすごかったです〜。樹の気を感じる方とか、手から白い煙状のものを見るという方(2名)とか。樹や草花のことに詳しい方がいらして、私はあれこれ質問をしてしまいました。へびイチゴさえ知らない(覚えてない?)私。
とてもよいお天気でスタートした森ワーク。私と一緒に車で行かれた方々は13時半まで時間があったので、まずは油山観音へ行きました。ここは門から続くうっそうとした道がわずかな距離ですが、とてもシブイ素敵なところです。背の高い、高杉〜が何本もあり、日中でも枝葉に遮られて光が届かないせいか、樹木の皮に苔むしていてなんともいえない風情をかもし出しているのです。もちろん、そこにいるだけで、気持ちは癒されていきました。
油山の駐車場について他のお二人と合流してからは、ひたすら森の中を歩きました。といっても「わ、この樹はすごい。」とか「きゃ、この大きな石を見てよ。」とみんなで感動しながらゆっくりゆっくり歩いていきました。さらさら流れる川のせせらぎや、小鳥たちの鳴き声を聞きつつ歩く森の道はほんとうに素敵です。
途中、まるで今にも歩き出しそうな切り株を発見!これは写真に撮ってもらいましたので、近日中に公開いたします。(^^)
私は先週ひとりで森を歩いて道を確認しておいたのですが、なんと道を途中で間違えてしまいました。あまりにもおしゃべりと森観察に夢中になって、目印の番号が書いてある標識を確認せずに歩いていたのです。(反省)
じっくりと地図と見比べて、「やっぱりこっちの道で〜す。」と違う方向へご案内したものの・・・道はだんだんと細くなり、しまいにそこは道なき道になってしまいました。一瞬、迷子になってしまったら困る!と思いましたが、(一応引率の責任者・・)すぐに「いやいやコレはもしかしたら、こちらに行く必要があって導かれているに違いない。迷った所で、たいして広い森を歩いているわけではないので、ちゃんと帰られるだろう。」と思いました。
するとそこには本当に手付かずの面白い形をした樹とか巨石があって、私はつい子供のようにあれこれ触ったりよじ登ったり・・一番はしゃいでいたのは私だったかも。^_^;でもひとりでは決してこんなやぶの中には入る勇気がないので、ちょっと興奮してしまいました。
そこで目隠しのワークをひとつだけしました。それは二人一組になり、ひとりは目隠しをして木を触ったり、葉っぱをなでたり、石の匂いをかいだりするワークです。以前イギリスのデボーラで体験して、これはとても新鮮なワークだと印象深かったものです。初めはとてもコワイけれど、少しずつ慣れてくると、視覚以外の感覚だけで自然を感じると言う事がとても楽しくなります。
私たちは日常すっかり目で見えるものに頼って生きています。人間はいつも何かのリミットを作ってその中で生きています。人間だって他の動物と同じ生き物なのに、コンクリートの箱の中で毎日ロボットのように生きています。今回のワークでは、その限界をはずすワークをもう少ししたいと思っていたのですが、森を歩くだけで皆さんとても楽しそうだったし第一回目だったので、あまりワークの事を切り出してもワルイかな〜と思い出来ませんでした。でももしかしたら中には「なんだ、ただ歩くだけだった。」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。そう思われた方がいらしたら、ゴメンナサイ〜。m(__)m
次回森ワークをするときは、静かに心をやすめての森の中での瞑想や、お気に入りの樹との対話の時間を設けたいと思います。もし森ワークにご興味ある方はぜひご連絡を。日常の機械的な暮らしにツカレテイル方、森は癒されます。「森のサークル」を作って、行きたい方同士で気軽に森へ行く、という会を作ってもよいのでは、という話も出ています。女性はどうしても一人で誰も歩いていない森の中へ入って行きにくいから、そんな風に自然が大好きな方同士で森と自由に触れ合えたらよいですね・・・。
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