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2005/01/16(日) バルサ>マドリー1
リーガ・エスパニョーラ第18節終了時点で首位バルセローナと2位レアル・マドリー(バレンシアと勝ち点同じ)との勝ち点差は、
バルサ42、マドリー35で7である。
この差は何によるものであろうか?
レアル・マドリーの不調…
果たしてそうでしょうか?
僕はこれを単純に2チームの力の差だと思います。
特にディフェンス面での。
長くなると思うので2回に分けて書くことにします。
お付き合いください。

さて、今回はレアル・マドリーについて。
ディフェンス面ということですが、
マドリーとバルサにはディフェンスの仕方の面で違いがある。
マドリーの守備の特徴として、
ほとんど守備に加わることのない某ブラジル人FWとGKのカシージャスを除いた9人がプレスとカバーリングを繰り返す。
ラウルが抜かれたらグティ、ベッカムが対応し、彼らが抜かれればサルガドが対応する。
サルガドが抜かれればサムエルが対応し…
というように某ロナウドさん以外はボールに回り込もうと背走をしていることになる。
これは攻撃力のないチームには有効なディフェンスである。
特にリーガの場合は勝利よりスペクタクルを目標にしているチームが多い。
勝つことより魅せようとしているチームと当たるのであれば、
このようなディフェンスは確実な守り方といえるだろう。
しかし、この守り方には欠点がある。
背走を繰り返すためにスタミナの消耗が激しく、
さらにどうしても自陣でのカットになるので攻撃への転換の遅れが生じてしまうのだ。
そこでマドリーがとっている作戦、
というかとらざるを得なくなっている試合の運び方として
ボールキープをしてマイボールの時間を増やすという試合の運び方をしている。
守備の時間が減ればスタミナの消耗も減るということだ。
今のマドリーはそれができるチームになっている。
マケレレのような走り回るプレーヤーを放出し、
スタメンにはロナウド、ラウル、ジダン、フィーゴ、グティ、ベッカムらがならぶ。
彼らのようなテクニシャンがたくさん集まっていればボールをキープしながらゴールを狙うということも可能である。
現在、マドリーの失点が少ないのは彼らが90分間を攻め続けているからなのだ。
まさしく「攻撃は最大の防御」

しかし、それがバルセローナのようなチームにはなかなか機能しない。
バルサは攻撃力もさることながら戦術的な高い守備力を備えているチームである。
高い位置から組織的にプレスをかけてくるので、
マドリーはどうしても上に挙げたテクニシャンたちの個人プレーに頼らざるをえなくなるのだ。
特に昨年11月に行われたバルサ×マドリーの試合ではそれが顕著であった。
結局ロナウド以外は背走を繰り返し時にはジダンやフィーゴまでもが自陣ペナルティーエリアまで下がってくることもあった。
さらにラウルがシャビをマークしていたこともあってまったく目立たず、
ボールを奪っても攻撃まで時間がかかりボールもキープできないままであった。
ロナウドは前線で孤立し、ジダンやフィーゴらも自陣でのプレーが続く。
両サイドからの攻撃を武器としているミチェル・サルガドやロベルト・カルロスもロナウジーニョ、エトーのケアでサイドを駆け上がることができないでいた。
2点をリードされて後半10分にベッカムに代えてオーウェンを入れるとさらに攻撃と守備の間が開いてしまう。
リードされているため前に残ったロナウド、フィーゴ、ジダン、ラウルに加えオーウェン。
そして守備に追われるディフェンス陣。
守備から攻撃への転換はロングボールを操るベッカムがいなくなってからはほとんど目にすることはできなかった。
開幕から続いていたカシージャスの神がかり的なセービングもずっと続くものではない。
ロナウジーニョを中心とする攻撃陣に攻められ続けられたら失点は仕方がないことだろう。
結局終わってみれば3-0。
マドリーの弱点をあらわにしてしまった試合内容だった。


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