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2005/02/21(月) ナカタ
中田英寿、
日本で最も有名なサッカー選手でしょう。
つい先日も世界選抜の1人としてヨーロッパ選抜とのチャリティーマッチに参加しました。

日本から海外に渡った、もしくは渡っているサッカー選手はたくさんいます。
近年ではカズに始まり、城、名波、西澤、川口…
今世界各国のチームには、
中田英寿、小野、中村、稲本、高原、柳沢、大久保、中田浩二が在籍しています。

その中で世界に認められているのはまだまだ中田英寿だけでしょう。
世界のナカタへのきっかけは98年フランスワールドカップ予選であろうか。
日本を初めてワールドカップに導いた中田のプレーは今でも覚えている。
あの試合岡野が決勝ゴールを決めて野人として時の人となったが、
全ての得点に絡んでいたのは中田英寿であった。
中山と城のゴールの起点になり、
延長後半中田が放ったシュートをイランのキーパーがはじいたところを岡野が詰め込み決勝点となった。

彼はフランスワールドカップで金髪にした。
目立つからという意図があったのだろう。
といっても悪い意味ではない。
勝負を仕掛けたのだ。
当時の日本人の中で金髪は彼1人。
いいプレーをすれば当然目立つ、
だが悪いプレーをすればもっと目立ってしまう。
彼はその賭けに勝った。
日本の成績は3戦全敗。
しかし中田はイタリアのペルージャへの移籍が決まった。
そしてセリエAデビューのユヴェントス戦。
2ゴールを決めて衝撃のデビューを飾った。
中田が世界のナカタとして認められたのはこのシーズンでの大活躍があったからといってもいいだろう。

ASローマに移籍して2年目の00/01シーズンにはスクデットに貢献。
その後彼はイタリアのクラブを渡り歩くことになる。
しかしその移籍の条件もまたナカタの偉大さを語ってくれる。
パルマでの背番号は10、
移籍金もアジア人としては最高額。
年俸の高さがネックとなって財政難に苦しんだパルマは放出しなければならなくなるほど。
名門フィオレンティーナでも10番を背負っている。
彼は時折、優勝請負人と呼ばれる。
日本人としてそのような扱いを受けるのは彼だけである。

日本人からの視点で見た場合、
柳沢や大久保、中田浩二はまだ海外でのプレーが短いため例外だが、
小野や中村、稲本や高原も活躍をしていて、
代表に召集するしないの問題になるときには中田と同様に扱うことがあるが、
やはり彼らであってもナカタとは格が違う。
能力もそう、
クラブから期待されていることもそう。

メディアやファンの扱い方からもそのことは明らかである。
例えばナカタの場合、
1試合得点に絡めなかったり1つミスをするだけでメディアからは叩かれるし、
ファンからはブーイングが起こる。
しかしそれは彼への期待が大きいからなのである。
日本だけでなくイタリアのメディアやファンまでもが彼の活躍を望む。
そこそこいいプレーをするだけでは満足しないのだ。
いい動きをしている試合でも評価が低いのはそのためである。
一方、その他の海外でプレーする日本人選手は違う。
小野はどちらかというとナカタに近づきつつあると言えるかもしれないが、
中村、稲本、高原、柳沢は試合に出場するだけでニュースになる。
彼らに関しては90分プレーしただけで評価される。
しかも彼らがプレーするチームはナカタのように一流のチームではない。
中村は降格争いを演じるレッジーナ、
高原はドイツリーグの中堅ハンブルガーSV、
柳沢は今年昇格したばかりのメッシーナ、
稲本に関してはイングランドリーグの2部である。
そんなチームでフル出場しただけでもメディアやファンには満足される。

ナカタと他の海外日本人プレーヤーとの差は大きい。
この差が埋まることがあるかどうかはわからないが、
もし埋まることがあればその時は日本代表が強くなる時であろう。
今ナカタのパートナーが日本代表にはいない。
他の選手がナカタのレベルになることを願いつつ、
今後も観ていきたいと思います。


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