|
2005/04/26(火)
マスコミ
|
|
|
JR西日本で事故が起こりました。 昨日今日とそのニュースばっかだからほとんどの人が知ってるでしょうが。 4/26現在で死者は76人(そのうち5人が身元不明)になったようです。 JR史上最悪の事故らしく、被害も大きいですね。
原因はまだはっきりとはわかっておらず、 スピード違反とも言われているし、 断続的な置石があったとも、 他にもたくさんの憶測が飛び交っています。 全てはまだ確かなものではなくなんとも言いがたいのですが。
こういった事件が起きた時、 マスコミはそれを特集で取り上げたたきます。 今回の場合、JR西日本を。 それが仕事。 家族を追いインタビューを続けます。 それも仕事。 しかし少し過度な気が。 事実を伝えることは確かに大切で、 他社と差をつけなければならないということでそれぞれ工夫しているのでしょうが。
今回の事件、 JR西日本の社長をたたいて何を望むのでしょうか。 彼にとってみれば今回の事件はどうしようもないこと。 直接に管理していたわけでもなく、 突然降って沸いた退任論。 まして置石があったのならばなおさらどうしようも。 少し同情しますね。
家族へのインタビューもそう。 家族を失った悲しみの中で執拗なインタビューに答える。 非常につらいことだと思います。 中にはまだ家族の安否を確認できていない人も。 聞かれた家族はどう答えろと言うのでしょう。 何も答えられないのがふつうでは? 怒りの矛先をどこに向けていいのかわからない家族達はそろってJRへ意見を言わされる。 すごく無意味な争いではないでしょうか?
これらはマスコミの責任なのではないでしょうか? 残された家族が言った言葉、 「頭をさげても家族は帰ってこない」 僕はそれを家族がJRに向けた言葉ではないと思っています。 マスコミが言わせた言葉、 そしてその言葉には 「放っておいてほしい」 という本音が隠されている気がします。
|
|
|