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2005/07/12(火)
巨人の星
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最初に断っておくと漫画の話ではないです。 だって読んだことないんだもーん。
現実な日本プロ野球の話。 ここ数年読売ジャイアンツ(俗に言う巨人)の人気が低迷してきている。 っていうか野球人気の低迷なのか。 ただ野球人気の低迷=巨人人気の低迷、と考えても悪くない気がする。 僕が野球を見ていた頃はプロ野球は巨人中心に回っていた。 圧倒的な強さ、人気を誇る巨人。 それに対抗するセリーグの他5球団。 アンチ巨人球団・阪神のように全ての球団が巨人に勝つことを目標とした。
野球を観ることが少なくなったのはいつ頃だろう。 高校の時までは観ていた気がする。 友達と一緒にナゴヤドームに行ったり。 2002年だったかな、巨人と西武の日本シリーズをテレビで観ていた記憶がある。 確か巨人の4連勝だった。 僕は巨人ファンではない。 愛知県出身のくせに?広島カープのファンである。 それでも巨人は嫌いではない。 むしろ当時の巨人は観ようっていう気になった。 日本テレビで放送していたら大抵は中継を観ていた。
何が変わったのか? 単純に自分が大学に入ったから? いや、たぶん同じ時期に野球を観なくなった人も多いのではないか。 だってあの頃からである。 視聴率が低いっていう話があがり毎日のように野球を観ることができなくなったのは。 今となっては放送が20時までの時も多い。 もう一度、何が変わった?
巨人からスターが抜けたというのが大きいのではないか。 いわゆる巨人の星である…(違うかな) 2001年のシーズンを最後に1人の伝説がユニフォームを脱いだ。 ミスタープロ野球、長嶋茂雄。 彼のプレー自体は昔のビデオでしか見たことがない。 でも監督時の彼は輝いていた。 人々に感動を与えた。 誰からも愛された、アンチ巨人の人たちにも。 背番号3が東京ドームから消えた時、プロ野球は終わりを告げようとしたのかもしれない。 翌年こそ長嶋のスピリットを持った原が巨人を優勝に導き巨人健在・プロ野球健在を訴えたが、 原が解任されると大きく状況は変わってしまった。 堀内が悪いというわけではない。 ただ彼には長嶋、原のようなカリスマがない。 人をひきつける魅力が彼らにはかなわない。 それが大きかった。 2002年のシーズン後、松井も抜けた。 メジャーへ。 松井も長嶋に似たものはあった。 誰からも好かれた。 逆境に勝つ力があった。 そう期待できる選手だった。 長嶋・原・松井が消えた時、 巨人は抜け殻になってしまった。
巨人ファンが、プロ野球ファンが、メークミラクルを信じれなくなった。 結果を見て冷静に分析して「今年のシーズンはここが優勝か…」と。 そしてさらによくないことはその予想が当たってしまうこと。 どこのチームにも奇跡を起こせそうな力がなく、 期待させてくれる魅力がない。 1チームが独走。 どのチームも止められない。 ファンが減るわけだ。 視聴率も上がるわけがない。
日本プロ野球は長嶋でもっていた。 長嶋に頼りすぎてた。 先週長嶋が観戦した時、 テレビは長嶋を大きくとりあげた。 視聴率も上がった。 でもそれではいけない。 いつまでも長嶋に頼っていては野球は終わる。
新たなスターの出現を待つしかないのか。 そして強い巨人の復活、 それを追う他球団。 この抗争が一番盛り上がる。
プロ野球に再び人気が戻るように…
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