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2005/08/04(木)
憲法改正?
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憲法改正を考える。 改憲派or護憲派と聞かれるとどう答えるだろうか。 どちらでもない? わからない、ってのが本音か。
世間の声はどうであろうか。 永田町で議論されているよりは(最近はあんま聞かないが)、 国民は憲法の改正に興味を示していないような気がする。 実際憲法が変わって直接的に自分達の生活が変わるわけではない。 特に即効性はないのではないか。 改憲=革命とか、 護憲=ださい、 というようにそれぞれ思ってないだけマシな気がするけれど。
しかし、まぁ何だかんだで憲法改正の賛否を問えば賛成が過半数を超えるであろう。 ここでも永田町と国民とでは意識が異なるのではないだろうか。 国会の議論に挙がる9条。 もちろん国民も気にしながら暮らしているかもしれないけれど、 それよりも国民の意識は環境権やプライバシー権のような新しい人権と呼ばれるものにいっているのではないか。 それもそうだ。 集団的自衛権など9条の改正というものは正直難しすぎる。
中国や韓国による反日運動・日本批判というものは、 そもそもかつての日本の外交から生まれたものと言える。 日本が仕掛けた戦争、植民地支配、 それらの反省・責任とも言えるべき出来事であっただろう。 もっとも近年言われてきている「自衛隊の位置づけ」といった点からの9条改正の主張はわかる。 はっきりとした位置づけがほしいというもの。 しかしだからといって改正していいものか。 平和主義の9条によって、 「過去の過ちを繰り返さない」という日本の意思を表しているとして今まで混乱を逃れてこれたのではないか。 和解への具体的な取り組みがなされない状態でなんとかやってこれたのは9条のおかげと言えると思う。
では改憲は不可能か? いや、不可能ではない。 改憲には反対か? それはまだわからない。 ただ、個人的な意見ではまだ改憲に踏み切るには早いと思う。 まず中国や韓国のような近隣国との問題を解決しなければいけないのでは。 今は最悪なタイミングとも言えるかもしれない。 現状として、日本が歴史上行ったことを正当化しようとする流れがある。 靖国神社への参拝を続ける某首相。 それで近隣国の不審を招いているというのに、 ここで平和主義の9条を変え、 軍隊を持つといったことになれば…
勢いにまかせた改憲は望ましいものではないと僕は思う。
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