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2005/08/06(土)
ヒロシマ
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今日は広島原爆の日。 ヒロシマに原爆が投下されて60年。 毎年8月6日午前8:15。 広島平和記念公園に集まった参列者たちは平和の鐘にあわせて黙祷する。 今年で60回目。 いつまで続けるの?
日本人は身勝手だという意見がシンガポールの人のインタビューから出てきた。 シンガポールといえば、日本の企業が安い労働力を求め進出を続けるだけでなく、 観光客も多数訪れ日本経済に影響を及ぼす国である。 その人が言うには、日本人は歴史を知らずかつ忘れやすい。 なるほど確かに。 っていうか数年前に当時の村山首相がアジアの諸国に対して迷惑をかけたと謝罪したことがあったけど、 今の首相は全く逆のことをしているような… というのもあるらしい。
平和公園での黙祷についてもそうだ。 確かに世界で唯一の原爆被爆国であり、 唯一核兵器の恐ろしさを身をもってわかっている国である。 でも結局原爆を落とされるだけの理由があったわけ。 誰も仲のいい友達を突然殴ったりはしない。 何か原因があるからこそそういったことが起こる。 日本が原爆を落とされたのはそれだけのことを当時日本がしていたから。 それを忘れた国民たちが被害者面して「世界に平和を」と叫んでいる。 平和は誰もが望んでいる。 (朝鮮半島の北の国はちょっとずれてるような気がしないではないけど) 正直なところ、 毎年のように開かれていてイベント化してきている8月6日の平和記念公園での黙祷が、 世界に平和を呼びかけることになっているのか?
被害者の家族にとってはたくさんの人が一緒に黙祷してくれてうれしいのかもしれないが、 原爆を知らない市民、 何のことかわからずに参列している子どもたち、 黙祷後すぐに、郵政民営化法案についてインタビューに答えている首相… はっきり言って被害者家族たちとは意識の違った人たちの参列が現状、 はたしてそれは好ましいと言える?
甲子園で今日の高校野球開会式前に「全員で広島に向けて黙祷しよう」 という広島県代表校の意見は却下された。 同校は列を外れ黙祷した。 「被爆の悲惨さを知ってもらおうと考えたのに、悲しい」 と選手の1人はもらしたという。
数分後、彼らは60年前の戦いではなく1週間後の初戦のことを考えている。
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