|
2005/04/23(土)
スペース107
|
|
|
「キダリダ」という舞台芝居を見に行く。 お芝居は本当に久しぶりだ。
内容は在日韓国人の物語。 少々暗くて重い内容だけれども今、旬のテーマでもある。 また、普段あって当たり前で空気の様に思っている「戸籍」というものが 無い、という状況の人が実は沢山いる。 そんな所にも思いをはせる内容だった。
日本にいると当たり前だけど、世界的に見ると実は戸籍制度のある国は少ない。 知る限り、2−3国位なんじゃないかな。 ということは戸籍がなくても成り立っていける、ってことなんだな−、とも思う。 日本にいると想像もつかないけどね。
普段あまり考えないけれど、当たり前のようにある戸籍制度は その排他性故に結構差別を生んでいる。 あまり目を向けたくない事実なので知ろうとする人は少ないと思うけど。 そういうテーマの本も沢山出ているので読んでみると目から鱗かも。 (一応私も法学士のはしくれなのでね。 ふふふ。)
ということはさておいて、 お芝居というものはリアルタイムのエネルギーがみなぎっている。
そんなに広い劇場ではないけれど、出演者の顔は殆ど分からない。 でも役者は全身でそのキャラクターを演じているので、 顔がよく見えなくてもすごく良く伝わってくるのだ。
身体全体からほとばしるエネルギーを沢山浴びて 劇場を後にした。 なんだか新鮮な一夜であった。
|
|
|