☆萩尾しの の日々のあれこれ☆
音楽、漫画、児童書、ブタグッズ好き。そして最近日本の着物に目覚めた、萩尾しの の日常のできごと。
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2006/06/25(日) 嫌われ松子の一生
 話題の中島哲也監督の「嫌われ松子の一生」を見る。

 最近TV放映された「下妻物語」を見たばかりだったのと、
一般観劇者のレビューが結構高得点だったのがエネルギーとなって、
映画館へ足を運ぶ。
「下妻物語」が結構良かったので、期待は少し高かったかな。


 こういう映画って、なんでこうなのかなー、と思う。
いいたいことも分かるし、ある程度の映像美も備えているし、
テンポもイイし、悪くない。
 しかし、良くもない。 満足〜、と言って映画館を出てこれないのは何故か。

 一言で言えば、ハードルの低い映画だ。
最近の日本映画で、私の見たものに限って言えば、
とても知的レベルが低いと感じる。
 敢えて思考力の低いラインをターゲットにして、誰にでも分かるように、と制作していると思うのね。
もちろん、それは見た人に分かってもらえるようにするためには必要なことだ。
崇高を気取って訳の分からない作品というのは私もいただけないと思うし。
でもきっと最近そのレベルがどうも下がってきているのではないか、
と日本映画を見てしみじみ思うのだ。

 それは、最近叫ばれている学力低下もあながち無関係とは思えない。
 でもそれはごく最近のことではなくて、団塊の世代あたりから
脈々と政府(官僚?とにかく支配する側)が築き上げてきたことなのかな、と思う。
どっかの党の誰かが、かつて選挙で言ってたよね。
選挙の日には投票に行かないで、寝ててほしいって。
まさにそれは、
国民よ、考えないで、好き勝手に統治させてよ、
って言っているのよ。

 とにかく、考えるのがおっくうな人がすごく増えてきている気がする。
すぐにキレる、めいどくさがる、ってこれは思考力の低下の結果だと思うのね。
思考力が下がると、想像力が欠落する。
この想像力というのはとても侮れないもので、
それは犯罪の発生率にも影響を与えていると思う。絶対。

 話がそれちゃった。
あとはTBSが絡んでることもあるけど、映画にTVが絡むとろくな事ないよねー。
せっかく映画なのに、映画らしくない。
出演している人が、端役まで、有名人で固めてて、どうもそこにもつまらなさ、を感じるのだ。

 良い映画って、俳優さんで良くなるものじゃなくて、
俳優さんをトップスターにするのが良い映画なのだと思う。
役者頼みの映画はだいたい駄作が多い。
もちろん、例外もあるけどね。


 ここで視点を変えて
この映画のすばらしい所を考えてみた。
それは、、、、

「嫌われ松子の一生」

この、題名です。
すばらしい!
琴線にひっかかるすごい題だと思います。
これが、嫌われしの でも、嫌われまり子(って誰や) 嫌われまさ子(って更に誰?)
でもダメなの。
松子がぴったり!
よく出来てます。

オフィシャルサイト
http://kiraware.goo.ne.jp/


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