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2006/06/30(金)
母逝く
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5月に腸から出血したらしく入院した母。 白内障で手術した事はあったけれど、大きな 病院に入院するのは初めてと言ってもいい。 6月に入ってから退院に向けて1泊で外泊して 帰ってくるというので田舎に行った。 でも病院に帰って行く後姿を見て何だか目頭が熱くなった のは何だったんだろう。 長女の結婚式も楽しみにしてたのに行く事はできずに 随分落ち込んでた。 21日に退院も決まり24日頃に田舎に行こうと思ってた 矢先に電話が入って退院は中止になり、また具合が悪い との事。 すぐにでも行ってやりたかった。 でもこちらの父の医者行きが22日だったのでそれが 終ってから午後に行くと連絡。 今となっては日にちをかえてもらっていればと思ったけれど 後の祭りだ。
22日の午後に直接病院に行った。 元気もなく話もしない。 まさかこの時いなくなってしまうとは考えもしなかった。 「大丈夫やしあんたら早く家に帰り」と夜になって 母が初めてしっかりした声で言ったのでまずまずと安心 して皆で家に(実家)帰った。 次の日午後から父と病院に行こうと思っていたけれど 病院の事務でお勤めしている弟の嫁さんから電話が 入った。 ぐったりして元気がないから朝から来てあげてほしいと。 慌てて病院に駆けつけた。 長女もお休みだったので京都から直接病院に来た。 本当にしんどそうで何も話もしない。 「〇〇〇ちゃんも来てるけどわかるか」と言うとかすかに 返事をした。 人工呼吸器を入れて点滴で治療をしたいと言う事で 始まったけれど、私がその晩は病院に泊まる事にした。 眠り薬で寝ている母を見ながら尿が出れば何とかなると 聞き、祈る思いだったけれど次の日の朝「手は尽くしましたが」 と言う医者の信じられない言葉に愕然とした。 あれもしてやれば・・これもしてやればと後悔ばかりが あたまをいっぱいにしてしまい、このまま立ち直れなくなる のではと思っていた。
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