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2004/03/19(金)
マフラーだけで寒かった朝。
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貴方に会うとは思っても居なくて、むしろ会いたくなかった。また、予想していたこの気持ちが、復活してしまったから。せめて、高校を修業するまでは、会いたくなかったという希望の方が大きい。
私は変わったよ?声かけられない程怯える様でも無いし、どんな話をしたら良いかなんて迷う事無く前を向いて顔を見て話せる。 ある種、私を見て欲しかった。でも私も変わったのは少しだけで、ヘッドフォンして音楽聞いてたんだ。きっと聞こえないだろうと思って、それだけで私は声を掛けなかった。 きっと何もしていなかったら話しかけていたに違いない。でも忙しそうに早々と、朝だから尚更先へ進みたがる貴方がどちらの場合でも想像出来て、とてもじゃないけど寂しくなった。
初めは実を言うと気付かなかった。商店街の前の横断歩道で律儀に制服を着て寒いのにマフラーもコートも手袋もしない人に見覚えがあった。いつも急いでいる様なその雰囲気で、信号待ち横目で顔を見てやっと解った。
話したいと思って、目を合わせようと思って、顔を見てもらいたくて。変わった私を見てもらいたくて。でも貴方は変わらない。何もかも、今まで通りで。ぎこちなく見える接し方は私だけなのかな?
解ったのは、私は変わっても貴方と、貴方との位置付けは何も変わらなかったという事。あと、私が抱いていた気持ち。
いつか、捨てるか消えてしまうだろうと思っていたのに。 これは貴方も言っていたしつこい私のせい?私の、心のせい?
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