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2005/05/31(火)
薄雲傘下
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たいして乗り気でもない行事に、やたら早起きさせられて睡眠不足。 何かが悪化する一方で、今日は何かの線を見た。
久しぶりに徒歩で帰路に着く間、ここ最近の事が頭の中を徘徊していた。15分練習を増やしたから何だ。もっと早く計画立てろ、それが授業中不快感をばら撒くあんた達の仕事だろ。 愚痴りだすと止まりませんでした。16時過ぎ晴れた中傘を持つ手がだるかった。いつもは首にかけるけど何故かはばまれて。
途中珍しく懐かしくコンビニに入って、桜桃のジュースと海草サラダ、そしてライチ味のハイチュウを買って無駄遣い。自己嫌悪。 自分に対する苛立ちは止まらず、少しして家に着く。着替えるために自室へ向かい、朝雨が降っていたから閉めていた机寄りの窓を開けた。 もう一つ窓がある。スライド式ではない持ち上げてガラスを上げるタイプの窓。そこにはとある事情で貰った、細かいトルマリンを入れた箱が蓋をされず置いてある。窓辺に蓋をせず飛び散ると困るものを置くのはおかしいがそれが定着したせいか、私はそれをずっと直さないでいた。とりわけ今回のように窓を開けながら、箱をひっくり返したことなど無いからだ。 帰り道の愚痴。ここ最近の睡眠不足。ここでこの箱がひっくり返ればよく少女漫画などである”サイアクな状況”とかになるのだろうが、私はなんとなく予想していたし、「ああ、落ちたんだね」。 着替える前にぶちまけたし、サラダを冷蔵庫に入れていなかったのである程度拾い戻したら、買ったもの全てを袋のまま冷蔵庫に入れた。 その間、私は先にぶちまけたもの全てを拾い戻そうとしない自分にらしさと、何かの終わりと、何かの線を見た。 自分第一で、他の事は後回し。だけどそれはここ最近の”オンライン”で少しずつ治ってきた。でも、ぶちまけてばらばらと広がったトルマリンを見ても、私はなんとも思わなかった。ただトルマリンの黒が散らばっていて、少し目ざとかったな、それくらい…。
私は今も何か感じているのだろうか。 この手が物を掴む内。 この耳が音を聴く内。 この足が地を踏む内。 この目が光を見る内。 この心が何か想う内。 私は何を残すのだろうか。
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