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2004/01/11(日)
賞味期限の妙
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6ヶ月前の玉子を冷蔵保存してものが出荷されていたことが判明し、回収したが大半は消費されていたという。27人が腹痛や下痢の症状を訴えたというが、5万個のうちの多くがすでに誰かの腹の中に収まっていることを考えると、6ヶ月も前の玉子だって食べれるもんだなぁと変に納得してしまった。
以前、私は食品のバイヤーをしていたことがあり、雪印で騒ぎになった期限切れ牛乳の再利用などは業界の裏常識として認識していた。賞味期限というものは近年義務付けられたもので、それ以前は製造日の表示すらなかったものもある。その頃はかなり古いものも当たり前に流通していたのだろう。 私が初めに勤めた商社で最初にさせられたのが、輸入缶詰の日付シールの張り替え作業だった。食品業界もアバウトなものである。
今回の玉子もおそらく氷山の一角で、業界では周知の事実なのかもしれない。しかししっかりと謝罪して反省するそぶりを見せれば、雪印のように袋叩きにあうこともなく風化するだろう。
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