日常日記
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2004/01/22(木) 恵みの雪
九州人にとって雪は珍しく、日中まで降り続き雪が残ることは年に1度か2度くらいのものである。それも年々暖冬になり、見慣れた街が見慣れない雪に覆われる姿を見ることも、なかなかないこの何年かである。

今日は雪のため、バスもなかなか来ない。
東町から唐津駅まで、約2.5キロの道をゆっくりと歩いてみることにした。目や口に入り込むほど間断なく雪が降り続き、通り沿いの店はどこも開店休業状態のようである。

そんなとき、「やめてくださいっ」という女性の黄色い声が、雪の中から聞こえてきた。セクハラかと思ってその声のする方を見てみると、ガソリンスタンドで若い従業員が雪合戦をしていた。雪の中、給油する車などそうそういないのだろう。すっかり夢中になって興じている様子である。

たまにはそうしてはしゃいでみるのもいい。こんなに雪まみれになれる日は滅多にない。胸元や袖口から雪が入り込むほど、激しく雪をぶつけ合えばいい。口に入れば食べてしまうのもいい。
雪の日には外に出たくない、なんて思う日が来てしまう前に。


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