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2004/01/25(日)
自衛隊に入ろう
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今どき流行りのファッションも音楽も、何十年も前に流行ったものの再生である。何十年もかかって辿りついた先が元の木阿弥だったことが何とも滑稽だが、これは流行だけでなく世相も同様で、過去から見て21世紀になってからもまだ戦争をしているなど、多くの人が思いもしなかったことであろう。
面識のない人の前で政治の話をするものではないが、戦争はいかんものである。しかしアメリカに安全保障されているこの国では、アメリカの犬になるしかない。原爆まで落とした国のために、憲法の解釈まで捻じ曲げて派兵するのは哀しい。しかしそれがこの国の代表が決めた生きる道である。
そんな中、新宿で泉谷しげるがゲリラライブをやったそうだが、その中で高田渡の「自衛隊へ入ろう」を歌ったそうである。「♪自衛隊へ入ればこの世は天国」と、自衛隊を皮肉ったこの曲が発表され話題となったのは昭和44年。まさか35年のちの世でこの曲がぴったりとマッチするとは、何とも情けない話である。しかし当時このような挑戦的な歌で世を動かそうと燃えていた高田渡も、今となっては飲んだくれのおっさんになってしまったのはもっと空しい。
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